こんにちは。プロトソリューションの福田です。
つい最近、社内ミーティングで「PL」と「PM」の違いって何?という話題が出ました。
確かに説明しろと言われると役割の境界線が分からない。というか会社によって違うんじゃないのか?ということになり、今回、自身の再認識も兼ねて調べてみました。

なんとなく響きで理解しているIT企業内での肩書き。そんな肩書きたちの役割を理解することで、誰に何を聞けば(すれば)いいのか?自分がどこまでやる(依頼する)べきなのか?が明確になります。
「え?自分PM(PL)だけど、これもやるの?」ということにならないためにも一般的な定義を理解し、自身の業務を円滑に進めプロジェクトを成功に導きましょう!

IT業界におけるPLとPMの違い

IT業界におけるPLとPMは、両方ともプロジェクト管理の役割を担っていますが、その職務内容は異なります。

PL(プロジェクトリーダー)は、プロジェクトをリードする者として技術的なリーダーシップをとり、開発チームのメンバーを指導・管理します。開発プロセス全体を把握し、ソフトウェアのアーキテクチャやデザインなど技術的な側面を担当します。また、プロジェクトのスケジュールや予算管理なども行います。

一方でPM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体の計画、実行、管理を担当します。プロジェクトの目標や範囲を定義し、ステークホルダーとのコミュニケーションを図ります。
また、リスク管理や品質管理、予算管理、スケジュール管理など、プロジェクトの進捗状況を把握し、問題が発生した場合には適切な対策を講じます。

まとめると、PLは技術的な側面を担当し、PMは全体的なプロジェクト管理を担当するという違いがあります。 ただし、企業によってはこの2つの役割が混同されたり明確な線引きがない場合が多く、具体的な業務内容は企業によって異なります。

どうでしたか?主に「技術面での指導と管理」と「プロジェクト全体の管理」という風に、役割が分かれているようです。

それではこの肩書きはどうでしょうか。これまた混同されがちです。

IT業界におけるディレクターとプロデューサーの違い

IT業界におけるディレクター(以下DR)とプロデューサー(以下PD)は、両方ともプロジェクト管理の役割を担いますが、その職務内容は異なります。

DRは、プロジェクトの戦略的なビジョンを策定し、プロジェクトチームをリードしながら目標の達成に向けて戦略的な方向性を決定します。開発プロセス全体を把握し、技術的な側面やデザインなど、クリエイティブな側面にも関わります。
また、スケジュールや予算の管理など、プロジェクト全体の調整も行います。

一方で、PDはプロジェクトの運営や日々の進捗管理を担当します。プロジェクトチームとのコミュニケーションを図り、タスクの割り当てや進捗管理を行います。また、問題点の発生時には適切な対応策を提案し、プロジェクトの目標達成に向けて協力します。プロジェクトチームのメンバーやステークホルダーとのコミュニケーションを円滑に行い、プロジェクト全体の進捗状況を監視します。

まとめると、DRはプロジェクトのビジョンや方向性を決定し、PDはプロジェクトチームの運営や進捗管理を担当するという違いがあります。ただし、企業によってはこの2つの役割が混同されたり、明確な線引きがない場合が多く、具体的な業務内容は企業によって異なります。


企業によって役割が異なるのは何故?


1.企業の規模や業種の違い

企業の規模や業種によって、プロジェクトに求められる役割やスキルセットが異なります。大規模な企業であれば、複数のプロジェクトが同時進行している場合があり、PM(プロジェクトマネージャー)やPD(プロデューサー)は専任のポジションであることが多いです。一方で、中小企業では複数の役割を担当する必要があるため、PL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャー)といったポジションの業務内容が混同されることがあります。

2.プロジェクトの目的や特性の違い

企業のプロジェクトには、目的や特性が異なるものがあります。プロジェクトの目的が開発プロセスの改善や新製品開発である場合には、技術的な側面を担当するPLのポジションが重要になります。一方で、プロジェクトの目的が納期の厳しい開発プロジェクトである場合には、プロジェクト全体の進捗状況を管理するPMのポジションがより重要になることがあります。

3.企業文化や組織の違い

企業の文化や組織によって、役割分担が異なることがあります。例えば、一部の企業では、PLがPMと同様にプロジェクト全体の管理を担当することがある一方で、他の企業では、PLが技術的な側面のみを担当し、PD(プロデューサー)やPM(プロジェクトマネージャー)がプロジェクトの全体的な管理を担当することがあります。

ポジションの明確な定義とは?

プロジェクト管理において、ポジションの役割やスキルセットを定義したものとして、プロジェクトマネジメントの知識体系である「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」や、国際プロジェクト管理協会(IPMA)が発行している「IPMAコンペタンス・ベース規格」があります。

PMBOKは、プロジェクト管理に必要な知識を包括的に体系化したものであり、プロジェクト管理における5つのプロセスグループ(開始、計画、実行、監視・制御、完了)と10の知識領域(プロジェクト統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、リスク管理、資源管理、コミュニケーション管理、調達管理、ステークホルダー管理)を定義しています。PMBOKは、アメリカプロジェクト管理協会(PMI)が発行しており、プロジェクトマネージャーのスキルアップに役立つ資格である「PMP(Project Management Professional)」の試験にも利用されています。

IPMAコンピタンス・ベース規格は、プロジェクトマネージャーのコンピテンシー(能力)を定義したものであり、プロジェクトマネージャーが持つべきスキルを、技術的、人間的、コンテキスト的な側面から分類しています。IPMAコンピタンス・ベース規格は、国際的な認定資格「IPMAレベルC/D(Certified Project Management Associate/Manager)」の試験に利用されています。

これらの知識体系に基づいて、企業や業界団体が独自にポジションの役割やスキルセットを定義することもあります。ただし、PMBOKやIPMAコンピタンス・ベース規格が国際的に広く認知されているため、これらの知識体系に基づいた定義が多く用いられています。

まとめ

IT業界のポジションとその役割は明確な定義がされているにも関わらず、企業の規模感や目的、そして文化の違いによって変わるものだということが分かりました。しかし、定義されていても共通認識がないことで何かあったときの責任の所在に困ってしまいます。そうならないためにはポジションの役割が、

・きちんと明文化されている
・メンバー全員へ共有されている

ということが重要になります。

改めてご自身の役割を理解し、役割に戸惑っている仲間がいたらサポートしてあげると良いでしょう。

あなたのプロジェクトが成功することを祈っています!

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:趣味は水泳。推しはXGのHINATA。ボダコ🐕と暮らす陽気な中年


沖縄県内で展開するシェアサイクル「CYCY」は、西原町との提携を行い、2023年3月より西原町内公共施設へのステーションを開設いたしました。

■西原町 新規開設ステーション ※公共施設のみ

・西原さわふじマルシェ 7台
・西原の塔 5台
・上原高台公園① 6台
・上原高台公園② 3台
・我謝公民館 4台
・東崎都市緑地 10台

また、2023年3月10日に町民に向けたシェアサイクル試乗会が開催され、西原町観光キャラクター「さわりん」も遊びに来てくれました。

本提携によるステーション開設をうけ、沖縄県内のシェアサイクル「CYCY」のステーション数は119カ所、自転車ラック数は880ポートとなりました。

今後もさらに地域住民の皆さまの利便性を高め、移動における新たな選択肢を増やすことで、地域社会に貢献していくため、エリア拡大・サービス品質向上につとめてまいります。

株式会社プロトソリューション(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:白木 享、以下「プロトソリューション」) が提供する 受付クラウドシステム「ラクネコ」は、スマートキャンプ株式会社(以下「スマートキャンプ」)が今最も評価されているSaaS(※1)を表彰する「BOXIL SaaS AWARD 2023」においてBOXIL SaaSセクション 受付システム部門で表彰されました。

また、同日に発表された「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」で受付システム部門の「Good Service」「サービスの安定性No.1」「機能満足度No.1」「お役立ち度No.1」「使いやすさNo.1」に、併せて選出されたことをお知らせいたします。

「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS(ボクシル サース)」を運営するスマートキャンプが、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。年1回、SaaSの日(※2)を記念して発表される本イベントのほか、Spring、Summer、Autumn、Winterの四半期ごとにも、優れたSaaSが表彰されます。今回受付クラウドシステム「ラクネコ」は、この「BOXIL SaaS AWARD 2023」と「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」の同時受賞となります。

「BOXIL SaaS AWARD 2023」とは

エントリー式で審査する「導入事例セクション」と、データを元に定量評価する「BOXIL SaaSセクション」「BOXIL EXPOセクション」「BOXIL SaaS質問箱セクション」の計4つのセクションを設けています。各セクションの選考基準に従い、それぞれの部門ごとにもっとも評価の高いサービスを部門1位として選出します。さらに部門1位の中から、総合1位を選出し、その証として「Best SaaS in Japan」の称号が与えられます。「BOXIL SaaS AWARD 2023」の詳細、選考基準は、公式サイト(https://boxil.jp/awards/2023/)をご覧ください。

「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」とは

スマートキャンプでは、2022年1月1日から2022年12月31日までの1年間で新たに投稿された口コミ約14,000件を審査対象として、「BOXIL SaaS」のカテゴリに準じた部門ごと(※3)に次の称号を設けています。「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」の詳細、選考基準は、公式サイト(https://boxil.jp/awards/2023-spring/)をご確認ください。

「Good Service」

「BOXIL SaaS」上に投稿された口コミを対象に、各カテゴリで総得点(※4)の高いサービスに対してスマートキャンプから与えられる称号です。

「使いやすさNo.1」「お役立ち度No.1」「カスタマイズ性No.1」「機能満足度No.1」「サービスの安定性No.1」「営業担当の印象No.1」「サポートの品質No.1」「初期設定の容易さNo.1」「料金の妥当性No.1」(全9項目)

「BOXIL SaaS」上に投稿された「口コミによるサービス評価」9項目を対象に、各カテゴリ、各項目において一定の基準を満たした上で、最も高い平均点を獲得したサービスに対して、スマートキャンプから与えられる称号です。

※1 SaaSとは、Software as a Serviceの略で、サービスとしてのソフトウェアの意。従来パッケージソフトとして提供されていた機能が、クラウドサービスとして提供される形態のことを指します
※2 スマートキャンプが独自に定めた記念日で、毎年3月4日です
※3 一定条件に満たないカテゴリ、サービス、口コミ項目は付与対象外とします
※4 総得点=件数×平均点


■ 受付クラウドシステム「ラクネコ」

<導入企業数 350 社突破!>
ラクネコは、来客対応の課題を解決し、受付からご対面までをスマートに対応する受付システムです。 来訪者は事前にアポイントメールで受け取った QR コードを受付に設置した iPad へかざすだけ。直接担当者へチ ャット・電話通知によりお知らせすることで、受付工数・取次工数ゼロへ!
無駄な工数を省き、来客をビジネスに直結させることで、組織の生産性向上に貢献いたします。
URL : https://raku-neko.jp/

株式会社プロトソリューション

クルマ情報メディア「グーネット」を運営するプロトコーポレーションの子会社として 2007 年に沖縄県宜野湾市に設立。データソリューション・コミュニケーションサポートなどの BPO 事業の知見と、Web メディアの運用・システム構築の技術力で AI の推進にも注力。企業の事業開発やビジネス支援を行うとともに、MaaS 事業の運営や SaaS製品の開発を行っています。

代表者 :代表取締役社長 白木 享(しらき とおる)
本社 :沖縄県宜野湾市大山 7-10-25 プロト宜野湾ビル
設立 :2007 年 4 月 3 日
事業内容:デジタルマーケティング事業、IT インテグレーション事業、ユーザーメディア事業、 コミュニケーションサポート事業、人材支援事業
URL :https://www.protosolution.co.jp/

受付クラウドシステム「ラクネコ」の口コミはこちら
URL:https://boxil.jp/service/5157/

こんにちは。プロトソリューションの福田です。

2022年全国の完全失業者数は179万人。前年に比べ16万人の減少となっていますが、若年層(15〜29歳)の完全失業率をみてみると全国3.4%に対し、沖縄は7.2%と全国に比べ3.8%高い結果が出ています。
(出典:「労働力調査」/全国:総務省統計局、沖縄県:沖縄県企画部)

その要因としては「雇用の場の不足」「求人のミスマッチ」「若年者の雇用環境の厳しさ」の3つが目立ち、特に「若年者の雇用環境の厳しさ」を深掘りすると、雇用に至るまでの若年者の基礎学力やITスキル不足といったところが深刻な課題となっています。
そういった課題に対して主体的にアクションを起こせないか?という思いから、当社プロトソリューションでは6年前にコイバナという社内プロジェクトが立ち上がりました。今回はそのコイバナの委員長である眞境名さんにインタビュー。

コイバナの取り組み内容と成果、そして今後の豊富について語って頂きました。

眞境名さん紹介写真

眞境名さん紹介写真

眞境名 恵(まじきな けい)

2008年入社。中古車情報誌グー誌面制作を経て、デザイン部のマネージャーとして16名規模のチームを管理。部署人事を兼任する。
2022年にコイバナプロジェクト委員長へ就任。



Q:コイバナの活動目的を教えてください

コイバナは、沖縄の小・中・高校生の皆さんにITの楽しさを伝えるプロジェクトです。沖縄の未来を担う子どもたちがITに興味を持つことで、IT人材輩出のための土壌作りを目的としています。

Q:具体的な活動内容を教えてください

コイバナプロジェクトでは、プロトソリューションとキャリア支援事業、学校の3つの企業・機関が連携して、子どもたちへキャリア支援を行っています。

学校の選定は、キャリア形成支援事業を得意とするパートナー企業様にて行っていて、沖縄県本島・離島の小中高をメインにご紹介頂いています。

ITの楽しさを伝えるといっても、地域や学校によって要望が異なりますので都度内容は変わります。コイバナメンバーが実際に学校へ出向いたり、学生さんたちを当社に呼んだりする場合もあります。

具体的な活動としては、Webサイトの一部分を子どもたちと一緒に作る『プログラミング体験学習』、学生さんたちを招いて業務フロアの見学や、働く社員のプレゼンテーションを実施する『企業見学バスツアー』、地域の異業種の方々と協力し、フラワーアレンジメントやFMラジオ局、薬剤師、建築士、警察の鑑識 などといった職業から、子どもたちが興味のある分野を選んで体験するといった『職業体験型イベント』まで、バラエティ豊富な企画を実施しています。


Q:幅広く活動されていますが、ITの楽しさについて伝え方の工夫はどうされていますか?

例えばプログラミングを教えるにしても、いきなり裏側のコード画面を見せてしまうと「うわ、、こんなのできない!」という声が聞こえてきたりするので、小学校低学年が対象なら、初めにロボットを登場させて子どもたちがワクワクするようなつかみを入れたり、ゲームなどの体験コーナーを設けて雰囲気作りをしたりなど、学年に合わせてやり方は変えたりしています。どのイベントでも「ITって、難しそう」といった苦手意識を持たれないことを第一に企画しているので、コイバナメンバーも必死なんですよ!

Q:今の子どもたち(α世代※)でもITに対して苦手意識はあるんですか?

あります。コイバナの活動で何校か伺わせて頂いていますが、ほとんどの子どもたちがそうですよ(笑)。

スマホやタブレットを使って動画コンテンツを見る(オモテ側)ことは問題なく出来るんですが、プログラミング(ウラ側)に関しては未知の世界なので、そこは私たち大人と変わりません。

ゲームや音楽・動画視聴と言った娯楽としては扱えるけれども、それ以外の機能は使うことがないのでそこも大人と変わらないですよね。

実際、コロナ禍で学校訪問や会社見学ができない時期はWebイベントを開催したこともあるのですが、オンラインでお互いのデバイスを繋ぐ際に、子どもたちの方で「meetの繋ぎ方が分からない!」なんてことも普通にありましたし(笑)。

一方で、1クラスに1〜2人くらいの割合でプログラミング教室に通っている子もいたりします。その割合として、地方・都市といった違いはあまり感じないですね。

※α世代とは
α世代(アルファせだい)[2]ジェネレーションα: Generation Alpha)は、アメリカ合衆国英語圏などにおいて概ね2010年代から2020年代中盤(もしくは終盤)にかけて生まれる世代とされるが、2020年代前半時点で定義は厳密には定まっておらず流動的である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


Q:眞境名さんご自身もお子さんがいらっしゃるそうですが、IT教育はされていますか?

特にITだからという意識はないですね。大人になっていく上で、社会に出たら必要なことは、元気でいること、大きな声で挨拶ができること、常に勉強し続けること、周りの人を大切にすること。といった人間性が大事だよという話はしています。

IT面でいうと、私が家で作業をしている姿を幼い頃から見ていたので、あまりIT分野に抵抗はないのかもしれません。私自身、今はデザイン部署のマネージャー兼人事を担当していますが、もともとデザイン分野が得意でAdobeソフト(フォトショやイラレ)を子どもに触らせようと思っていた時期もありました。ただ、本人はプログラミングに興味があるみたいで、学校のクラブ活動でもプログラミングをやっていて、授業が終わると放課後のクラブで学習しては、帰宅後に再び自宅PCでコードを書くみたいなことをやっています。(友達もプログラミング教室に通っていて、簡単なゲームを作って遊んだりするみたいです)。

過去に当社の企画で『ファミリーDAY』というイベントに子どもを参加させてみたんですが、プログラミングに興味を持ったのはそれが始まりかも知れないです。

将来はプロトソリューションに入社したいと言っているんですよ!


Q:コイバナ活動の反応はありましたか?

コイバナのイベント後に、体験を終えた生徒さんから感想をいただくことがあります。

「初めて触ってみたけど楽しかった!」「将来はプログラマーになりたい!」など、子どもたちの声が聞けた時はとても嬉しいですね。私たちの活動で子どもたちの将来のきっかけ作りができたという感じがします。
また、学校の先生方から「次回もきてほしい!」と声を頂くこともありますし、学校をまたいで依頼がくることもあります。

当社のホームページでコイバナの取り組みを掲載すると、企業見学をされている企業さんから声をかけて頂くこともあったり、パートナー企業様からも「今後は児童養護施設にも活動を広げていきましょう!」とオファーを頂けているので、活動の成果が出ているとともに、活動範囲も広がってきていると実感しています。

コイバナはあくまでもITに興味を持ってもらうためのきっかけ作りであるため、子どもたちが将来IT企業に進んだのかは今すぐ数値として出せないですが、こういった声を頂けていることは活動を推進している私たちとしては非常に有り難く、地域との繋がりが生まれているのを強く感じます。

私は採用人事も担当しているので、いつかは「昔、コイバナで話を聞いてエントリーに来ました!」と言ってくれる学生さんに会えたらいいな♪って密かに思っています!

Q:やりがいを教えてください

コイバナがスタートしてから6年経ちますが、実は私が委員長になったのはここ1年くらいなんです。コイバナの活動内容も把握していなかったので、まずは活動をしていくために前メンバーへのヒアリングから始めて、コイバナの過去の取り組みを記事で調べて読んだりして進めていました。委員長を含めたメンバーが総入れ替えだったのでかなり大変だったんです(笑)。

ですが実際に子どもたちと接してみて、難解なコードの説明をなるべく子どもたちのわかりやすい言葉で伝える方法を考えてみたり、キラキラした目で「すごく楽しかった」「自分でもできるようになった」と聞いた時に「活動をやっていて良かったな」ってやりがいを感じるようになりました。子どもたちにはITの楽しさと一緒に、働き方には色んな選択肢があるのを知ってもらい、感じてもらいたい。今後はそういった部分も伝えながら活動を続けていきたいと思っています。

Q:眞境名さん自身も成長を実感しているように見えます。コイバナを通してご自身に変化はありましたか?

仕事への向き合い方でしょうか。

子どもたちに何かを伝えるということは、一度自分の中でそれについて振り返る作業が必要ですよね。

「自分はちゃんとした大人になれているのか?」「ITを伝える人間として私にどれだけの知識があるのか?」など思い返す機会にもなります。また、子どもたちと対話することで伝わらないことをどうやったら伝わりやすくなるか?ということを考えながらアウトプットを積み重ねていくうちに、いつの間にか出来なかったことが出来るようになっている。それでも私が不得意なところはコイバナのメンバーが補ってくれてたり、逆に私が出来ることは積極的に入っていったりと、普段の業務でも応用できるスキルが身につくので成長は実感しています。
実業務であるマネジメントや人事業務にも繋がっていますよ!

実は、コイバナの活動って色んな意味で「濃い」んです(笑)。

Q:今後の活動を教えてください

コイバナの活動は2020年〜2022年のコロナ禍で、主にリモートでの活動を余儀なくされました。その結果、Webイベントという取り組みへの広がりを見せたものの、やはりワークといった体験学習などは、実際に手に取れる・感じられるなどリアルな体感で伝わることが重要だと思うんです。

今後はそういったライブ感を大事にしながら、子どもたちと関わっていきたいと思っています。

また、喜ばしいことに、現在はいくつかの学校から訪問のお話を頂いています!
ですが、コイバナメンバーが足りず希望の日程にお応えできないことが発生していたりするんです。

活動領域を広げていくためにも、コイバナのメンバーを増やして全社で取り組めるようにしていきたいですね。

まとめ

コイバナの取り組みがスタートして6年。これまでのイベント実施回数は57回、約2500名の子ども達との交流がありました。活動実績だけをみても、沖縄県内でプロトソリューションという社名が認知されていることでしょう。
当社には「生産人口の減少問題をデータとAIで解決することで、地域・社会へ感動を届ける企業を創る」という経営理念がありますが、IT人材の土壌を作るという点では、コイバナの活動もその一端を担っていることになります。

プロトソリューションは、今後も地域の自治体や教育関係者とコラボレーション企画を通して、パートナーシップを活性化させていければと考えています。

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webマーケティング部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:爬虫類全般、犬全般、本のにおい。

不動産情報メディア「グーホーム」は、2013年2月創刊から皆さまに支えられて、2023年2月25日発行号(2023年4月号)で創刊10周年を迎えます。

10周年の感謝を込めて、グーホームをご利用の方に向けたキャンペーンを行います。

グーホーム 創刊10周年キャンペーン概要

<プレゼント内容>

・琉球ゴールデンキングス 4/23(日)試合観戦 スウィートルームご招待 1組12名様
・琉球ゴールデンキングス 4/23(日)試合観戦 観戦チケット ペア7組14名様
・琉球ゴールデンキングス 各選手サイン入りグッズ 13名様
・百名伽藍 季節の特別ランチコース券 ペア3組6名様
・ヒルトン沖縄北谷リゾート ホテルランチ券7000円分 ペア3組6名様

<応募概要>

・応募方法  : ホームページ内(https://goohome.jp/)に設置されている専用バナーをクリック後、アンケートフォームで必要事項を記載し、ご応募ください。
・応募期間 : 2023年3月25日(土)まで
・応募回数 : お一人様一回までとさせていただきます。
・当選者発表 : 当選者の決定は厳正な抽選にて行います。当選者発表は、ご連絡かもしくは当選者への発送をもってかえさせて頂きます。当選結果のお問い合わせはお答え致しかねます。あらかじめご了承ください。

創刊10周年に向けた編集長メッセージ

おかげさまでグーホームは10周年を迎えることとなりました。

沖縄県内の読者の皆さま、ご掲載をいただいております販売店の皆さま、印刷等に携わっていただいております関係者の皆さま、すべての皆さまのおかげでこの度10周年を迎えることが出来ました。この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございます。

「数多くの物件の中から理想の住まいを探していただくため、ユーザー様との架け橋になるように」との思いからグーホームは発足致しました。この10年間で、不動産業界も色々な変化があり、その都度ユーザーの皆さまに、快適な物件探しが出来るようにサービスの改善等を行ってまいりました。ここ沖縄には、地元の文化を愛し、重んじる風習があります。地元沖縄の会社だから出来るサービスを今まで以上に提供し、皆さまに愛される媒体を作り続けてまいります。これからさらにパワーアップする「グーホーム」にご期待下さい。

グーホーム 編集長 松本 淳一

株式会社プロトソリューションは、日本プロサッカーJ3リーグに加盟するサッカークラブ「FC琉球」の2023シーズンオフィシャルTVプログラムパートナーに就任し、FC琉球公式応援番組「FC琉球シンカTV」を制作協力いたします。

<番組概要>
2023年3月4日(土)よりFC琉球公式応援番組「FC琉球シンカTV」がスタートいたします。2021年から始まった番組も2023年で3年目となり、FC琉球の熱戦の模様や選手の素顔に迫るインタビューなどを放送予定です。
「シンカ」とは沖縄の言葉で「仲間」。FC琉球の選手・クラブが沖縄の人や文化(自然・人・子ども・文化・別ジャンルスポーツなど)に触れ、応援し、沖縄の「シンカ」になることを目指します!そして、J2昇格を目指す2023シーズンに密着。
選手たちの激闘の様子・素顔をお届けします。

■ 放送開始日 : 2023年3月4日(土)
■ 放送局 : 沖縄テレビ放送(OTV) 8チャンネル
■ 番組名 : FC琉球シンカTV
■ 放送日時 : 毎週土曜日 11:15~11:30
■ 番組HP : https://www.otv.co.jp/shinkatv2022/
株式会社プロトソリューションは、2012年よりFC琉球オフィシャルスポンサーをつとめており、2023シーズンも継続してオフィシャルトップパートナーとして応援させていただくこととなりました。

地元沖縄の企業として、地域に根差した活動を通じて地域・社会に貢献して参ります。

株式会社プロトソリューション

代表者 :代表取締役社長 白木 享(しらき とおる)
本社  :沖縄県宜野湾市大山 7-10-25 プロト宜野湾ビル
設立  :2007 年 4月 3日
事業内容:デジタルマーケティング事業、ITインテグレーション事業、ユーザメディア事業、コミュニケーションサポート事業、人材支援事業
URL  :https://www.protosolution.co.jp/

<本リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社プロトソリューション メディア事業推進室 広報担当:玉城(たまき)
TEL  :090-9262-4102E-Mail :h-tamaki@protosolution.co.jp

河北新報にて特集されている「元気!健康!プロジェクト 職場での健康づくりを応援する『健康みやぎサポーターズ』」にて、健サポフレンズとして山本さんのコメントが紹介されました。

■掲載日

2023年2月14日(火)

■掲載箇所

河北新報 4面

■関連サイト「健康みやぎサポーターズ」

https://www.kahoku.co.jp/ad/health-supp/feature/16/index.html

プロトソリューションでは、2019年に「ひやみかち健康経営宣言(現・うちなー健康経営宣言)」を行い、健康経営を推進してまいりました。

メールマガジンや社内報での健康経営に関する情報発信を行うとともに、社内オンラインセミナーやイベントの実施を行い、日頃から健康に向き合う環境づくりを行っております。

今後も働きがいのある会社 地域No.1を目指し、健康経営の取組みを推進してまいります。

<健康経営に関するプロトソリューションの取組み>
https://www.protosolution.co.jp/news-20230130

<健康経営宣言>
https://www.protosolution.co.jp/company/sustainability/health.html

2023年2月11日に東海岸地域サンライズ推進協議会主催の「サンライズサイクリング2023 朝日と潮風と自転車と 〜与那原町・西原町・中城村・北中城村のサイクリングルートで東海岸巡り〜」へシェアサイクルCYCY10台をレンタル提供いたしました。

■イベントの様子

沖縄のシェアサイクル「CYCY」は2019年10月に事業開始以降、那覇市・宜野湾市・浦添市・中城村との協定締結を行い、2022年10月には累計利用者数5万人を突破。そして2023年2月現在、公共施設を含む100カ所以上の拠点でシェアサイクルステーションを設けております。

400台を超える自転車を県内に配置し、沖縄県民の足として、また観光客の周遊における移動手段として幅広い用途でご利用いただいております。

 今後、沖縄県の課題である交通渋滞の緩和に向け、さらに展開エリアを拡大し、シェアサイクルの更なる活用による公共交通機関の補完を目指してまいります。

■シェアサイクル「CYCY」について

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株式会社プロトソリューションが2019年10月より開始したシェアサイクル事業です。ICTを活用し、地域に根ざしたシェアサイクル事業を行うことで、観光客の利便性向上を図り、交通渋滞緩和、環境への配慮を目指します。なお、本サービスは、OpenStreet株式会社が提供する自転車シェアリングシステム「HELLO CYCLING」を活用して行います。

沖縄のシェアサイクル CYCY(サイサイ)の料金・概要はこちら


プロトソリューションでの健康経営活動を推進するのは、仙台本社 管理部の山本さん。徐々に取組みの成果が見えてきた活動についてインタビューしてみました。


健康経営を始めたきっかけ

仙台本社で衛生管理者として健康診断の取りまとめをする中で、社員の体調に変化がみられるようになりました。危機的状況というわけではないのですが、このままいったらどうなるんだろうという漠然とした不安がありました。面談の中でも体調に不安を感じる方がいたり、毎年の健康診断で通知が届いていてもなかなか受診しない方もいたり。プライベートな部分なので表立って対応することが難しい状況がありました。

そんな折、専門誌の中で「健康経営」というキーワードに出会い、働き方改革や国の成長戦略などとの時代背景にもマッチしていましたし、会社として推進したいと提言したことがきっかけです。

本社のある沖縄県も宮城県も「メタボ県」(*)と言われていますが、現状社員の状況は平均よりは良いので、将来に向けての取組みに力を入れています。

厚生労働省のデータをグラフ化しても分かる通り、沖縄県・宮城県ともに全国平均を大きく上回る数値となっています。

また、沖縄県は過去10年ワースト1位、宮城県もワースト3位以内となっています。

(*) 厚生労働省「特定健康診査・特定保健指導に関するデータ」より

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03092.html


これまで実施した健康経営に関する取組み

成功例としては、オンラインでのメンタルヘルスセミナーと、協会けんぽ様とのコラボイベントの2点があります。

オンライン メンタルヘルスセミナー

「メンタルヘルスの必要性、重要性を理解し、ストレス対策やセルフケアを学ぶ」というテーマに、産業カウンセラーの方を講師に迎え、2022年2月10日にオンラインセミナーを開催いたしました。

メンタルヘルスの基礎知識、というと管理部系業務の方以外にはあまり興味がないかと思っていましたが、当日を迎えたら190名の方にご参加いただきました。

一般社員の方も管理職の方も積極的にご参加いただけたのは嬉しかったです。

協会けんぽ様とのコラボイベント

「カラダニイイコト応援フェア」と称し、食生活改善をテーマとした展示・血圧や体組成測定を行うイベントを2022年7月12日~15日の計4日間開催しました。また、沖縄ヤクルト様にもご協力いただき、パネル展示やヤクルトの配布も好評で、約150名の方にご参加いただけました!

1日に必要な栄養素や身近な食品の糖分・塩分量など、フードモデルを見て実感していただく展示に、社員の皆さんも興味津々で参加いただけました。実施後のアンケートでは参加者の8割が「健康意識が高まり、行動に移したいと感じた」と回答いただき、嬉しかったです。

<イベントの感想例>
・体内測定をきっかけにストレッチを始めました!
・保健士の方に気軽に相談できる環境で気になることも質問できたのでよかった
・健康に関して家族の方とのコミュニケーションのきっかけになりました

(参考) 協会けんぽ様とのコラボイベントレポート
https://www.protosolution.co.jp/approach/fuku-lab/20220719.html

大きなイベント以外にも、健康経営に関するメールマガジンや社内報での記事を配信し、日頃より「健康」への意識を高めていただくよう推進しています。

ただ、健康経営をスタートした当初はうまくいかないこともありました。

デスクワークの方が多いため、日頃よりストレッチを取り入れようとストレッチ動画をイントラネットにアップしたのですが、「業務中だと周囲の目が気になるので実践が難しい」「いつでも見れるものにしてほしい」というご意見をいただくことに。

ストレッチに関しては、写真を多用した記事としてアップし直したり、アンケートを全社展開して社員皆さんの声を多く取り入れるように改善しています。

さらに、健康経営委員会の取組みとして婦人科検診の無料化(定期健康診断に追加し会社負担へ変更)を実施したのですが、個人負担時には3割程度の受診率が、無料化後は7割に大きく増加しました。

健康経営を推進してからの社内の変化

アンケートなどでも「結局は会社って人が作るから、健康って大事ですね」というような、健康を意識した前向きな言葉をいただくようになりました。

健康に気遣う人や、ご自身でも前向きに取り組んでいる方が増えたと感じます。

婦人科検診無料化の取組み例など、「病気になってから治療に専念する」ではなく「日常から自身の健康に目を向けて病気を予防する」という観点にシフトしているのはとても良いことですよね。


今後の展望

まずは「健康経営優良法人」の認定を目指しています。求められている点への取組みとしては一通りできているのですが、より深く、そして改善がみられるかというところが問われています。
まだまだ足りないところがあるので、一つずつ取組みを重ねていきたいですね。

もちろん「健康経営優良法人」がゴールではなく、一つの通過点です。とはいえ、認証制度は大きな指針となります。これからも、社員の皆さんが心も体も健康のことで悩まなくていい日常を実現したいですね。
心や体に悩みを抱えていると、創造性・生産性などのパフォーマンスが落ちてしまいます。悩みを解決できて、日々の業務に励むことができるようサポートできればと思っています。

働き盛りで健康なんて関係ない!だったり、健康診断の結果が良かった!だったり、現時点で健康への悩みがない方でも、日頃から振り返るタイミングを設けたり、将来のことを考えるきっかけを作れたりできたらと思います。

会社のイベントや取組みで、いつの間にか健康への取組みが日々できていた、という習慣づくりができるよう、健康経営委員会としてプロトソリューションオリジナルの取組みが推進できるようにバックアップしたいですね。

(取材・文:玉城 久子)

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