こんにちは。プロトソリューションの福田です。

当社は健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実施していく健康経営委員会を設けています。

健康経営委員会の皆さん

健康経営委員会の皆さん

プロトソリューション 健康経営委員会の皆さん

社員の健康管理を経営的視点から考え、様々な社内イベントや啓蒙活動を実施。
社員向けに医療費や定期健診などの「お知らせ・豆知識」や「季節の健康レシピ」など、健康経営委員会メルマガを配信している。
メンバーは仙台本社、沖縄本社、東京支社で形成されている。
健康経営委員会の主な取り組みはこちら



健康経営委員会は、プロトソリューション全従業員の健康の維持・増進のため様々な活動を行っていて、その活動の一つに「運動習慣定着」があります。

■運動習慣定着とは?

福田
福田
運動習慣定着の取り組みを実施しようと思った経緯を教えてください
社員の皆さんが長時間の座位姿勢により、日常的に運動不足による健康リスクを抱えていることに着目し、業務時間内で運動習慣の定着ができればと思い、健康促進・運動不足解消につながる「簡単なストレッチ動画」を制作し、ストレッチタイムを考案しました。
金城さん
金城さん



<ストレッチタイム>

時間になると動画を観ながらストレッチを行う社員

福田
福田
取り組みを実施して社内での変化はありましたか?
部内全員でストレッチを行なう時は、自然と会話が生まれたり、笑顔が見えたりで、一体感が高まり部内の雰囲気が明るく感じるようになりました。社員の声として「会社でこういう取り組みがあると励みになります」「毎日楽しくストレッチをしています」「以前よりも疲労感やストレスが軽減されているような気がします」と嬉しいお言葉をいただいております!
金城さん
金城さん
福田
福田
取り組みを実施してご自身への変化はありましたか?
業務に集中していると何時間も座位の状態が続き、身体がこわ張っていることにも気づかないでいることが多々ありましたが、今回の運動習慣の取り組みによって定期的に体を動かす良いきっかけ・意識付けができました。5分程度のストレッチ休憩を入れることで頭も体もすっきりし、業務への作業効率も上がったように感じます。
金城さん
金城さん


健康経営委員会が作成したストレッチ動画。社内イントラからいつでも閲覧ができる
福田
福田
健康経営としての今後の動きを教えてください
今後の施策としては、健康診断結果の有所見者へのフォローアップや睡眠セミナー、女性特有の健康課題についても取り組む予定です。
金城さん
金城さん
福田
福田
『企業が従業員の健康に配慮することによって経営面においても大きな成果が期待できる』と謳っていますが、経営面での成果は表れていますか?
成果については時間をかけて表れるものなので、大きな成果を感じづらい部分ではありますが、取り組みを通じて社員の健康意識が高まっていると感じています。社員の皆さんにおかれましては、引き続きご自身の健康管理に取り組んでいただけると嬉しいです。
金城さん
金城さん
ストレッチで『Refresh & Rebirth !』。なんか楽しそうです♪

■最後に

企業目標である「KANDOU COMPANY(感動カンパニー)」の実現のためには、社員が心身ともに健康で自身のパフォーマンスを最大限に発揮することが重要です。

ただ、会社の制度だけに頼るのではなく、主体的に仕事と私生活の最適なバランスを設定し、働き方を自らコントロールすることもまた重要なことだと考えます。

生産性を高めながら持続的に働ける環境を会社と自身の両方で作り上げていき、仕事も私生活も自分で管理しながら豊かに過ごしていきたいですね^^

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:爬虫類、犬、本のにおい、オヤジギャグ。


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たくさんのご参加、お待ちしております。

こんにちは。プロトソリューションの福田です。

お酒を飲んで運転することの危険性について十分理解しているものの、どれだけ言っても減らない飲酒運転。
それ自体良くないことですが、飲酒運転で最も最悪なのは他人を巻き込み事故を起こしたり、相手を死なせてしまうことです。

平成18年8月に福岡県で幼児3人が死亡する痛ましい事故が大きな社会問題となりました。

飲酒運転事故を起こした場合、その後の人生にどんな影響が出るのか?

事故を起こした人、事故に遭った人それぞれの事例を福岡県警察HPから集めました。

改めて飲酒運転が招く悲劇を再認識するとともに、お酒を飲むときの心構えや飲酒運転の対策までを書いていますので、これからお酒を飲む予定のある人は読んでおいて欲しいです。


事例1】東名高速飲酒運転事故

<事故の概要>

日時 平成11年11月28日
場所 東京都世田谷区東名高速道路
被疑者 トラック運転手の男
被害者 父・母・姉妹2名(3歳、1歳)
事件の内容 トラック運転手が大型貨物自動車を運転し、普通乗用車に衝突。同車を炎上させ、幼い姉妹を死亡させた。
処分結果 業務上過失致死傷、道路交通法違反で懲役4年
賠償 2億4979万5756円


以下、控訴審判決から引用したものです。
当時の事故が極めて悲惨で凄まじかったことが、文面から伝わります。

本件犯行の結果は、2児を焼死させ、更に、その両親を含む合計五名の者に負傷させた極めて重大なものである。
とりわけ、被害児童2名は、当時それぞれ3歳と1歳であり、両親に慈しまれて、文字どおりこれからの人生に無限の可能性を有していたのに、脱出不能の車内で炎に身を焼かれて命を奪われたもので、その恐怖や苦痛は推測に余りあるし、また救出ができない状態で目の前で2児の死を見守るしか方法がなかった母親の無念、憤りの気持ち、その死を知らされないまま重傷の病床で呻吟(※しんぎん…苦しんでうめくこと)した父親の思い等を言葉で表現することは困難である。また、父親の熱傷は後遺症を残す重度のものであり、他の被害者たちもそれぞれに負傷したばかりでなく、眼前で車両が炎上する場面を目撃するなどして大きな衝撃を受けている。・・・ (控訴審判決から引用)

出典:福岡県警察HPより

トラック運転手の男は普段から酒を飲み、飲酒運転を繰り返していたというのだから、いつ起きてもおかしくない非常に悪質で身勝手な行為から生まれた事件だといえます。

他人を巻き込む不幸な事故を起こさないためにも、お酒を飲んで運転するのは絶対にやめましょう。以下に、被害者の遺族が書いた手記のリンクを記載しておきます。

<被害者の手記>
飲酒運転事故遺族・井上保孝・郁美さんご夫妻の手記


【事例2】海の中道大橋事件

<事故の概要>

日時 平成18年8月25日
場所 福岡市東区 海の中道大橋
被疑者 福岡市議員の男
被害者 父、母、三兄弟(4歳、3歳、1歳)
事件の内容 福岡市議員の男が普通乗用車を飲酒運転し、時速約100キロメートルで被害車両に追突し、同車を海の中道大橋から海中に転落させて幼児3名を溺死させ、さらに飲酒運転の発覚を恐れて逃走し、友人に持参させた多量の水を飲み証拠隠滅を図ったもの。
処分結果 危険運転致死傷、道路交通法違反で懲役20年


以下、一審判決から引用したものです。
同じような交通事故を2度と繰り返してはなりません。

死亡した3児は、両親に連れられて昆虫採集に出かけた帰途、被害車両内で眠りについていたところを被疑車両から追突された結果、乗っていた自動車ごと真っ暗闇の海中に放り込まれ、おそらくは何が起こったのかさえ分からないまま意識を失い、溺水の苦しみの中でその尊い生命を断たれたものである。3児は、いずれも両親から最大限の愛情を注がれ、宝物のように育てられて幸せで楽しい日々を送っていただけでなく、正にこれから夢や希望に満ちあふれた人生を迎えようとしていた矢先、生涯における多くの喜びや楽しみを存分に味わうこともできないまま、理不尽にもわずか4歳11か月、3歳3か月及び1歳3か月とい う短い一生を終えなければならなかったものであって、誠に哀れと言うほかはない。(中略)その上、両親は、自分の息子たちが博多祇園山笠で台上がりをする姿や、娘がかわいく、きれいになって最高の花嫁姿を見せてくれることを夢見ていたのに、3人の子らを本件事故によって一度に失ったものであって、3児を愛し慈しんでいた両親の悲し みや喪失感は筆舌に尽くし難く、癒される日が来ることはないと言わざるを得ず、現在も両親が被告人に対して峻烈な処罰感情を抱いているのは当然である。(中略)本件事故によって死亡した3児の生前の写真は、笑顔にあふれ、 見るべき者すべてに幸せな家族の姿を感得させるに十分であって、このような家族の幸せを一瞬にして破壊し、葬り去った本件の如き交通事故が繰り返されることがないように願わずにはいられない。・・・ (一審判決から引用)

出典:福岡県警察HPより

市議の男は事故直後に逃走し、救護措置を行わず警察にも連絡しなかった。 さらには飲酒運転の発覚を恐れ、友人に電話をして証拠隠滅を図るなど悪逆無道で非人道的な行為に走っています。

もし逃げずに助けていたら?警察を呼んでいたら?違う結果になっていたのかもしれません。

飲酒運転は人の倫理観をも麻痺させてしまいます。

飲酒運転を起こすドライバーの特徴

ここでは飲酒運転を起こすドライバーの特徴を見てみましょう。

以下は、独立行政法人 国立病院機構 久里浜アルコールセンター 松下幸生さんの調査にて、飲酒運転を起こすドライバーの理由を挙げています。

<飲酒運転を起こす理由>※

・飲酒量が少ないので問題ないと思っていた

・飲酒から時間が経っていた

・事故を起こさない自信があった

・距離が近いので大丈夫だと思った

・飲みたい気持ちが強かった

※ 参考資料:日本アルコール関連問題学会資料「ドライバーの特徴」より
https://www.j-arukanren.com/file/3.pdf

飲酒から時間が経過している、家まで近いから問題ないだろう、といったドライバーの過信からくるものが理由として多いです。また、アルコールへの依存度が高いのも特徴としてありました。

アルコールは”少量”でも脳の機能を麻痺させるので、判断力の低下から「運転しても大丈夫」といった過信を招いていることが分かります。

飲み会などお酒の量が増えるシチュエーションでは特に注意が必要です。

飲酒運転を回避する4つの対策  ADD4(アドフォー/Avoid Drunk Driving)

飲酒運転を起こすことの恐ろしさ、どんな時に発生しやすいのかは理解できたと思います。
では、飲酒運転をしない、させないためにはどうしたら良いでしょうか?
ここでは飲酒運転が起こりやすい「飲み会」をケースとした対策を書いていきます。

<飲酒運転を回避する4つの対策 ADD4(アドフォー/Avoid Drunk Driving)>

1. 公共交通機関(タクシー、バス、電車)を “ 積極的 ” に利用する

2. 運転代行を利用する

3. 家族や友人など送迎を利用する

4. 近場なら歩く、遠いなら宿泊を利用する

僕は1.を利用することが多いのですが、ここで “ 積極的に ” と書いたのは、タクシーを利用して会場まで乗り合いで行けば出費を抑えられますし、駐車場を探す手間も省けるといった金銭的・時間的コストも抑えることができます。

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」と言われても、お酒が入ると判断力が鈍くなり「大丈夫だろう」と飲酒運転をしてしまう。そうなる可能性を少しでも下げるためにも、会場まで運転して行かないことが一番です。これで飲酒運転を回避することができます。

飲みに行く=運転をしない

ぜひ、 ADD4(アドフォー)を活用して飲酒運転を回避してください!


おすすめのアプリ

どうしても車を使って行く必要がある人のために、僕が利用してみて良かったおすすめのアプリをご紹介します。
なかなかタクシーが捕まらないときに、複数の業者に何度も電話しなくて済むので便利です。

DiDi
タクシー配車プラットフォームとして、タクシーに「乗りたい」と「乗せたい」をアプリでマッチングするサービスを提供しています。配車スピードが早く、ネット決済もできるのでストレスフリーで利用できます。到着までの時間がリアルタイムで確認できるのも有難いです。

AIRCLE
運転代行が呼べるアプリで、近くの運転手とマッチングしてくれます。待ち時間は平均12分。事前に料金の目安が分かり、到着までの時間も確認できます。

まとめ

ここまでは個人の努力でできる対策でしたが、企業など大きな組織になると強制力のある“仕組み”も必要になってきます。

僕が勤めているプロトソリューションでは、アルコールチェッカーを導入し毎日のアルコールチェックを行っています。※

クルマを扱う企業だからこそ、働く社員全てが法令遵守を徹底していく責任があるからです。

加害者にも被害者にもならない

運転する人の高い意識と仕組みを上手く利用しながら、飲酒運転撲滅を目指していきましょう。

※2022年4月1日からアルコールチェックが義務化され、さらに2023年12月1日から検知器を用いたチェックが義務化されました。対象となる車両条件は、定員11人以上の車を1台以上または白ナンバー車を5台以上使う企業です。 車種や車両用途は問わず、黄色ナンバー(軽自動車)も対象になります。

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。趣味は水泳/推しはXGのHINATA/MBTIはENFJ/ボダコ🐕と暮らす陽気な中年。

こんにちは。プロトソリューションの福田です。
つい最近、社内ミーティングで「PL」と「PM」の違いって何?という話題が出ました。
確かに説明しろと言われると役割の境界線が分からない。というか会社によって違うんじゃないのか?ということになり、今回、自身の再認識も兼ねて調べてみました。

なんとなく響きで理解しているIT企業内での肩書き。そんな肩書きたちの役割を理解することで、誰に何を聞けば(すれば)いいのか?自分がどこまでやる(依頼する)べきなのか?が明確になります。
「え?自分PM(PL)だけど、これもやるの?」ということにならないためにも一般的な定義を理解し、自身の業務を円滑に進めプロジェクトを成功に導きましょう!

IT業界におけるPLとPMの違い

IT業界におけるPLとPMは、両方ともプロジェクト管理の役割を担っていますが、その職務内容は異なります。

PL(プロジェクトリーダー)は、プロジェクトをリードする者として技術的なリーダーシップをとり、開発チームのメンバーを指導・管理します。開発プロセス全体を把握し、ソフトウェアのアーキテクチャやデザインなど技術的な側面を担当します。また、プロジェクトのスケジュールや予算管理なども行います。

一方でPM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体の計画、実行、管理を担当します。プロジェクトの目標や範囲を定義し、ステークホルダーとのコミュニケーションを図ります。
また、リスク管理や品質管理、予算管理、スケジュール管理など、プロジェクトの進捗状況を把握し、問題が発生した場合には適切な対策を講じます。

まとめると、PLは技術的な側面を担当し、PMは全体的なプロジェクト管理を担当するという違いがあります。 ただし、企業によってはこの2つの役割が混同されたり明確な線引きがない場合が多く、具体的な業務内容は企業によって異なります。

どうでしたか?主に「技術面での指導と管理」と「プロジェクト全体の管理」という風に、役割が分かれているようです。

それではこの肩書きはどうでしょうか。これまた混同されがちです。

IT業界におけるディレクターとプロデューサーの違い

IT業界におけるディレクター(以下DR)とプロデューサー(以下PD)は、両方ともプロジェクト管理の役割を担いますが、その職務内容は異なります。

DRは、プロジェクトの戦略的なビジョンを策定し、プロジェクトチームをリードしながら目標の達成に向けて戦略的な方向性を決定します。開発プロセス全体を把握し、技術的な側面やデザインなど、クリエイティブな側面にも関わります。
また、スケジュールや予算の管理など、プロジェクト全体の調整も行います。

一方で、PDはプロジェクトの運営や日々の進捗管理を担当します。プロジェクトチームとのコミュニケーションを図り、タスクの割り当てや進捗管理を行います。また、問題点の発生時には適切な対応策を提案し、プロジェクトの目標達成に向けて協力します。プロジェクトチームのメンバーやステークホルダーとのコミュニケーションを円滑に行い、プロジェクト全体の進捗状況を監視します。

まとめると、DRはプロジェクトのビジョンや方向性を決定し、PDはプロジェクトチームの運営や進捗管理を担当するという違いがあります。ただし、企業によってはこの2つの役割が混同されたり、明確な線引きがない場合が多く、具体的な業務内容は企業によって異なります。


企業によって役割が異なるのは何故?


1.企業の規模や業種の違い

企業の規模や業種によって、プロジェクトに求められる役割やスキルセットが異なります。大規模な企業であれば、複数のプロジェクトが同時進行している場合があり、PM(プロジェクトマネージャー)やPD(プロデューサー)は専任のポジションであることが多いです。一方で、中小企業では複数の役割を担当する必要があるため、PL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャー)といったポジションの業務内容が混同されることがあります。

2.プロジェクトの目的や特性の違い

企業のプロジェクトには、目的や特性が異なるものがあります。プロジェクトの目的が開発プロセスの改善や新製品開発である場合には、技術的な側面を担当するPLのポジションが重要になります。一方で、プロジェクトの目的が納期の厳しい開発プロジェクトである場合には、プロジェクト全体の進捗状況を管理するPMのポジションがより重要になることがあります。

3.企業文化や組織の違い

企業の文化や組織によって、役割分担が異なることがあります。例えば、一部の企業では、PLがPMと同様にプロジェクト全体の管理を担当することがある一方で、他の企業では、PLが技術的な側面のみを担当し、PD(プロデューサー)やPM(プロジェクトマネージャー)がプロジェクトの全体的な管理を担当することがあります。

ポジションの明確な定義とは?

プロジェクト管理において、ポジションの役割やスキルセットを定義したものとして、プロジェクトマネジメントの知識体系である「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」や、国際プロジェクト管理協会(IPMA)が発行している「IPMAコンペタンス・ベース規格」があります。

PMBOKは、プロジェクト管理に必要な知識を包括的に体系化したものであり、プロジェクト管理における5つのプロセスグループ(開始、計画、実行、監視・制御、完了)と10の知識領域(プロジェクト統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、リスク管理、資源管理、コミュニケーション管理、調達管理、ステークホルダー管理)を定義しています。PMBOKは、アメリカプロジェクト管理協会(PMI)が発行しており、プロジェクトマネージャーのスキルアップに役立つ資格である「PMP(Project Management Professional)」の試験にも利用されています。

IPMAコンピタンス・ベース規格は、プロジェクトマネージャーのコンピテンシー(能力)を定義したものであり、プロジェクトマネージャーが持つべきスキルを、技術的、人間的、コンテキスト的な側面から分類しています。IPMAコンピタンス・ベース規格は、国際的な認定資格「IPMAレベルC/D(Certified Project Management Associate/Manager)」の試験に利用されています。

これらの知識体系に基づいて、企業や業界団体が独自にポジションの役割やスキルセットを定義することもあります。ただし、PMBOKやIPMAコンピタンス・ベース規格が国際的に広く認知されているため、これらの知識体系に基づいた定義が多く用いられています。

まとめ

IT業界のポジションとその役割は明確な定義がされているにも関わらず、企業の規模感や目的、そして文化の違いによって変わるものだということが分かりました。しかし、定義されていても共通認識がないことで何かあったときの責任の所在に困ってしまいます。そうならないためにはポジションの役割が、

・きちんと明文化されている
・メンバー全員へ共有されている

ということが重要になります。

改めてご自身の役割を理解し、役割に戸惑っている仲間がいたらサポートしてあげると良いでしょう。

あなたのプロジェクトが成功することを祈っています!

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:趣味は水泳。推しはXGのHINATA。ボダコ🐕と暮らす陽気な中年


こんにちは。プロトソリューションの福田です。

当社では、社内の品質向上を目指して活動していている品質管理委員会なるものがあり、日々、社内のムリ・ムラ・ムダの改善に励んでいます。

今回は一般的な「5S」活動を基に実施している「6S」活動についてご紹介します。

目次

1. 6Sとは?
2. なぜ6S活動を行うのか
3. 6S各項目に対する活動事例・効果
4. 実施・継続のポイント!Q&A
5. 「整う」ことは、企業文化になる

<6Sとは?>

プロトソリューションでは、5Sの活動内容の良い点にプラスして、特に大事だと捉えている「作法」と「正確」についても意識して活動できるよう再定義しています。


①整理(SEIRI):いらないものは捨てる
②整頓(SEITON):使ったものは元の場所に戻し、誰でもすぐ使えるように
③清掃(SEISOU):気づいたゴミはその場で清掃。異常に気づきやすくなる
④清潔(SEIKETSU):きれいな状態を維持し、快適な環境を保つ
⑤作法(SAHOU):決められたルールや手順を守る習慣をつける
⑥正確(SEIKAKU):正確。ミスなく、確実に業務を遂行する

会社のオペレーションフロアにあるキャビネットに貼られている



品質維持向上の大前提は「正確であること」です。

お客様に感動(KANDOU)してもらえるようなサービス提供は、その先にあるものと考えています。

この6つは、どれも「当たり前」のことかもしれません。
しかし、これを会社全体で「仕組み」として継続的に行うことこそが企業力の源になります。

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「高品質」「魅力的品質」については、こちらの記事もご覧ください。

KANDOUを提供できるサービス作りのために。「魅力的品質」への挑戦。

<なぜ6S活動を行うのか>

アウトプットされるサービスの品質を向上させるためです。
6Sは改善や品質管理のベースとなる考え方であり、全社員の理解が必要不可欠です。

意識をするだけ、掲げるだけではなく実際に社員全員で「実施する」ことで、現実として環境が整い→行動が変わり→高い品質を維持することができます。

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ヒューマンエラー予防の活動詳細については、こちらの記事もご覧ください。

ニューノーマル時代、品質管理のカギは「ヒューマンエラー」にある。

<6S各項目に対する活動事例・効果>

実際の活動事例について表にしたものがこちらです。

6S項目 活動事例 効果
活動全体 社内にポスターを掲示 意識付け、活動の浸透
①整理(SEIRI)

②整頓(SEITON)

③清掃(SEISOU)

④清潔(SEIKETSU)
毎朝10分間「社員全員で」社屋の清掃を実施。
クリアデスク。退勤時はデスク周りに荷物は残さず、施錠のできる場所へ保管。
サーバクリーンデー(データやサーバの整理整頓をする)
効率化。どこに何があるかすぐにわかる。必要なものにすぐアクセスできて探すムダを無くなる。
ミス削減。
環境美化。綺麗な環境が保たれ、常に社員全員が気持ちよく働けるようになる。
データ容量の削減。
⑤作法(SAHOU) 元気な挨拶。感謝を伝える。 コミュニケーションの活性化 。 円滑な人間関係。
⑥正確(SEIKAKU) 各部署において正確性、品質向上レビューを実施。
ヒューマンエラー予防の活動(インシデントレポート、SHELL分析)を実施。
正確性向上。
業務に対する意識改善。

<実施・継続のポイント!QA>

品質管理担当者に6S活動を継続していくポイントを聞いてみました。

福田
福田
5S、6S活動を実施するにあたり、うまくいく要因となる実施時のポイントはありますか?
「習慣化するまでやり続ける、啓もうし続けること」が最大のポイントです。 意識改革に下記のような段階的なものであると考えながら根気強く進めましょう。

Step1:トレーニング
⇒5S・6Sの考え方を伝え、できることから少しづつ実施する。伝え続ける。

Step2:成功体験(やってよかったという体験)
⇒活動実施によってしっかり効果がでたことは、フィードバックすることで活動意義を伝える。
効率化され利益率が上がった、挨拶でコミュニケーション改善され離職率が下がった等。 効果が出るころには、社員の皆様自身でも「やってよかった」実感が生まれているはずです。

Step3:自主的に活動され始める
⇒やる意義が伝われば、活動は広がり、習慣化され、やがて文化になります。
品質管理担当
品質管理担当

継続について

福田
福田
一時的に5S、6S活動を行っていましたが、なかなか継続されない状況があります。 継続される仕組みはどのように作るといいのでしょうか?
当たり前のレベルを徐々に引き上げること、が継続のポイントです。
整理整頓がされるようになってきたら、次は「散らからないようにする」仕組みに変えていくようなイメージです。
一例ですが、社内のデスクを引き出しがないものにし、ファイルボックスを提供したところ、自然と荷物が減り、そもそも「散らからない」環境が生まれやすくなりました。
意識だけでなく、仕組みや環境でもサポートをすると上手くいくのではないでしょうか。
品質管理担当
品質管理担当

<「整う」ことは、企業文化になる>

6Sは、単なる掃除や片づけではありません。
「良い習慣を全員で育てる文化」そのものです。

職場が整えば社員の心も整い、仕事の質も上がる。
結果として、お客様に安心と信頼を届けることができる。
これこそが、私たちが6Sに取り組む最大の理由です。

6Sを理解し実施することで、ムリ・ムダ・ムラを改善し、お客様が満足するサービスに繋げていきましょう!

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:趣味は水泳。推しはXGのHINATA。ボダコ🐕と暮らす陽気な中年


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