沖縄の未来を担う子どもたちへ。ITの楽しさを伝える「コイバナプロジェクト」にインタビュー

REPORT
2025.11.17
コイバナプロジェクトサムネ

こんにちは。プロトソリューションの福田です。

2024年の全国の完全失業者数は176万人(前年より約2万人減)で、完全失業率は2.5%。

一方、沖縄県では若年層(15〜29歳)の完全失業率が*7.2%と、全国水準を大きく上回っています。
(出典:「労働力調査」/全国:総務省統計局、沖縄県:沖縄県公式HP※該当月の数値)

沖縄県の若年層失業率の高さは、産業構造の偏り、雇用の不安定さ、教育・就職支援の課題、地理的要因が複合的に絡み合っている構造的な問題で、特に雇用に至るまでの基礎学力やITスキル不足といったところが深刻な課題となっています。

そういった課題に対して主体的にアクションを起こせないか?という思いから、当社ではコイバナという社内プロジェクトを立ち上げました。今回はそのコイバナの委員長である川口さんにインタビュー。

コイバナの取り組み内容と成果、そして今後の豊富について語って頂きました!

川口さん紹介写真

川口さん紹介写真

川口智生(かわぐち ともき)

2024年入社。コンタクトセンター受信業務、トラブルシューティングを担当。
2025年からコイバナ委員長を務める。


Q:コイバナの活動目的を教えてください

川口:コイバナは、沖縄の小・中・高校生の皆さんにITの楽しさを伝えるプロジェクトです。沖縄の未来を担う子どもたちがITに興味を持つことで、IT人材輩出のための土壌作りを目的としています。

Q:具体的な活動内容を教えてください

川口:コイバナプロジェクトでは、プロトソリューションとキャリア支援事業、学校の3つの企業・機関が連携して、子どもたちへキャリア支援を行っています。

学校の選定は、キャリア形成支援事業を得意とするパートナー企業様にて行っていて、沖縄県本島・離島の小中高をメインにご紹介頂いています。

ITの楽しさを伝えるといっても、地域や学校によって要望が異なりますので都度内容は変わります。コイバナメンバーが実際に学校へ出向いたり、学生さんたちを当社に呼んだりする場合もあります。

具体的な活動としては、Webサイトの一部分を子どもたちと一緒に作る『プログラミング体験学習』、学生さんたちを招いて業務フロアの見学や、働く社員のプレゼンテーションを実施する『企業見学バスツアー』、地域の異業種の方々と協力し、フラワーアレンジメントやFMラジオ局、薬剤師、建築士、警察の鑑識 などといった職業から、子どもたちが興味のある分野を選んで体験するといった『職業体験型イベント』まで、バラエティ豊富な企画を実施しています。

コイバナインタビュー02
学生さんたちと業務フロアを見学する『社内見学ツアー』

Q:コイバナ活動の反応はありましたか?

川口:コイバナのイベント後に、体験を終えた生徒さんから感想をいただくことがあります。

「AIと協力する最新のエンジニアの仕事を知れたのがうれしかった!」「IT企業に対する硬いイメージがガラッと変わった」など、生徒さんの声が聞けた時はとても嬉しいですね。

私たちの活動で子どもたちの将来のきっかけ作りができたという感じがします。

また、学校の先生方から「次回もきてほしい!」と声を頂くこともありますし、学校をまたいで依頼がくることもあります。

Q:今後の活動を教えてください

川口:とはいえ、インターンシップや出張職業人講話などの依頼の数は減ってきているのが現状です。

この状況を打破するため、今期からは私たちから学校側へ提案を行い、イベント実施を実現できるよう、現在準備を進めております。

こちらが成功すればこれまで依頼ベースだったものが、提案ベースで行えるようになるため、より多くの学生さんにITの楽しさを伝えていけるようになります。

ワークといった体験学習などは、実際に手に取れる・感じられるなどリアルな体感で伝わることが重要だと思いますし、そういったライブ感を大事にしながら、今後も子どもたちと関わっていきたいと思っています。

コイバナインタビュー03
『プログラミング体験学習』の様子


まとめ

コイバナの取り組みがスタートして8年。これまでのイベント実施回数は58回、約2500名の子ども達との交流がありました。活動実績だけをみても、沖縄県内でプロトソリューションという社名が認知されていることでしょう。

当社には「生産人口の減少問題をデータとAIで解決することで、地域・社会へ感動を届ける企業を創る」という経営理念がありますが、IT人材の土壌を作るという点では、コイバナの活動もその一端を担っていることになります。


プロトソリューションは、今後も地域の自治体や教育関係者とコラボレーション企画を通して、パートナーシップを活性化させていければと考えています。

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。趣味は水泳/推しはXGのHINATA/MBTIはENFJ/ボダコ🐕と暮らす陽気な中年。

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