プロトソリューションでは、脱炭素社会へ向けてカーボン・オフセットの取り組みを開始します。将来的には、温室効果ガス排出を実質ゼロであるカーボン・ニュートラルの状態を目指し、再生可能な社会作りを目指します。
前回のあらすじ
カーボン・クレジットって何? プロトソリューションが脱炭素への取組みをスタート!
さて、前回では脱炭素の取り組みを会社としてスタートさせることになりましたが、カーボン・オフセットに取り組んでいくにはまず、現状を知るところから。
■当社の二酸化炭素排出量を知る
それでは当社プロトソリューション(沖縄本社)が、実際にどれくらいの二酸化炭素を出しているのか?
自然環境保全の調査・研究分野に詳しい、一般財団法人 沖縄県環境科学センターの方にご協力をいただき、概算数値を割出しました。
二酸化炭素の排出量を調べる方法は、『温室効果ガス排出係数』というものを使うそうです。
この係数は電力会社ごとに異なるので、環境省・経済産業省が出している『電気事業者別排出係数』を見て、契約している電力会社の排出係数に使用したkwhをかけることで、自社が出している二酸化炭素の排出量を知ることができます。
当社が、2020年8月~2021年7月の1年間で使用した二酸化炭素の総量(注)は、
918.77t(トン)になりました。
(注)沖縄本社第1ビル・第2ビルの消費電力および社用車のガソリン代から算出
しかし、この数値を見てもパッとこないですよね?
■918.77トンの二酸化炭素排出量ってどのくらい?
環境にどれだけの影響が出ているのかを分かりやすくするために、二酸化炭素を吸収するスギの木を使って算出してみました。
ズバリ、
918.77トンの二酸化炭素排出量は、スギの木65,626本分!!
どうでしょう?パッときました?
樹齢や手入れの状態で1本1本の吸収量は異なりますが、スギの木1本の二酸化炭素吸収量は年間に約14kgと言われています。※あくまでも目安としてご参考にしてください
計算式は以下の通り。
918.77トン(二酸化炭素排出量) ÷ 14kg(スギの木の二酸化炭素吸収量)=65,626本
つまり、当社を運営していくだけでも年間に65,626本のスギの木を植えて初めて、二酸化炭素が相殺(オフセット)されるということですね。
うーん、、具体的な数値を目の当たりにするとゾっとしますね;
■プロトソリューションで出来ることは?
年間の二酸化炭素排出量の数値も、それを補う数値も出たところで、我々が出来ることを考えていかねばなれません。
もちろん、いきなり木を何万本も植えることは人的リソースや植える土地の確保といった新たな課題が生まれます。
すぐに始めていけることは何か?
二酸化炭素の排出を抑えることは出来るかもしれません。
電気を消す。
まずは使わない電気、無駄に消費している電気をこまめに消すことで、
年間の二酸化炭素排出量918.77トン ⇒ 800トンに抑える取り組みを実施いたします。
■まとめ
いかがでしたか?
気候変動による国際会議『COP26』では、「石炭を段階的に廃止する」といった二酸化炭素排出抑制効果のインパクトが大きい解決策が実は、他の問題の足を引っ張るという反対案で採択され大きな波紋を呼びました。
電気を消すという行動は、インパクトこそ少ないですが他に影響も出ず、誰でも簡単に出来る環境に配慮した行動だと思います。
『千里の道も一歩から』
まずは身近なところからスタートしていきましょう!
次回の記事は・・・
「消費電力を減らすため、実際にプロトソリューションでできることをやってみた」
この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)
株式会社プロトソリューション Webマーケティング部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:爬虫類全般、本のにおい。