『6S活動』ムリ・ムラ・ムダを改善!株式会社プロトソリューションの取り組み

REPORT
2025.05.15

こんにちは。プロトソリューションの福田です。

当社では、社内の品質向上を目指して活動していている品質管理委員会なるものがあり、日々、社内のムリ・ムラ・ムダの改善に励んでいます。

今回は一般的な「5S」活動を基に実施している「6S」活動についてご紹介します。

目次

1. 6Sとは?
2. なぜ6S活動を行うのか
3. 6S各項目に対する活動事例・効果
4. 実施・継続のポイント!Q&A
5. 「整う」ことは、企業文化になる

<6Sとは?>

プロトソリューションでは、5Sの活動内容の良い点にプラスして、特に大事だと捉えている「作法」と「正確」についても意識して活動できるよう再定義しています。


①整理(SEIRI):いらないものは捨てる
②整頓(SEITON):使ったものは元の場所に戻し、誰でもすぐ使えるように
③清掃(SEISOU):気づいたゴミはその場で清掃。異常に気づきやすくなる
④清潔(SEIKETSU):きれいな状態を維持し、快適な環境を保つ
⑤作法(SAHOU):決められたルールや手順を守る習慣をつける
⑥正確(SEIKAKU):正確。ミスなく、確実に業務を遂行する

会社のオペレーションフロアにあるキャビネットに貼られている



品質維持向上の大前提は「正確であること」です。

お客様に感動(KANDOU)してもらえるようなサービス提供は、その先にあるものと考えています。

この6つは、どれも「当たり前」のことかもしれません。
しかし、これを会社全体で「仕組み」として継続的に行うことこそが企業力の源になります。

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「高品質」「魅力的品質」については、こちらの記事もご覧ください。

KANDOUを提供できるサービス作りのために。「魅力的品質」への挑戦。

<なぜ6S活動を行うのか>

アウトプットされるサービスの品質を向上させるためです。
6Sは改善や品質管理のベースとなる考え方であり、全社員の理解が必要不可欠です。

意識をするだけ、掲げるだけではなく実際に社員全員で「実施する」ことで、現実として環境が整い→行動が変わり→高い品質を維持することができます。

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ヒューマンエラー予防の活動詳細については、こちらの記事もご覧ください。

ニューノーマル時代、品質管理のカギは「ヒューマンエラー」にある。

<6S各項目に対する活動事例・効果>

実際の活動事例について表にしたものがこちらです。

6S項目 活動事例 効果
活動全体 社内にポスターを掲示 意識付け、活動の浸透
①整理(SEIRI)

②整頓(SEITON)

③清掃(SEISOU)

④清潔(SEIKETSU)
毎朝10分間「社員全員で」社屋の清掃を実施。
クリアデスク。退勤時はデスク周りに荷物は残さず、施錠のできる場所へ保管。
サーバクリーンデー(データやサーバの整理整頓をする)
効率化。どこに何があるかすぐにわかる。必要なものにすぐアクセスできて探すムダを無くなる。
ミス削減。
環境美化。綺麗な環境が保たれ、常に社員全員が気持ちよく働けるようになる。
データ容量の削減。
⑤作法(SAHOU) 元気な挨拶。感謝を伝える。 コミュニケーションの活性化 。 円滑な人間関係。
⑥正確(SEIKAKU) 各部署において正確性、品質向上レビューを実施。
ヒューマンエラー予防の活動(インシデントレポート、SHELL分析)を実施。
正確性向上。
業務に対する意識改善。

<実施・継続のポイント!QA>

品質管理担当者に6S活動を継続していくポイントを聞いてみました。

福田
福田
5S、6S活動を実施するにあたり、うまくいく要因となる実施時のポイントはありますか?
「習慣化するまでやり続ける、啓もうし続けること」が最大のポイントです。 意識改革に下記のような段階的なものであると考えながら根気強く進めましょう。

Step1:トレーニング
⇒5S・6Sの考え方を伝え、できることから少しづつ実施する。伝え続ける。

Step2:成功体験(やってよかったという体験)
⇒活動実施によってしっかり効果がでたことは、フィードバックすることで活動意義を伝える。
効率化され利益率が上がった、挨拶でコミュニケーション改善され離職率が下がった等。 効果が出るころには、社員の皆様自身でも「やってよかった」実感が生まれているはずです。

Step3:自主的に活動され始める
⇒やる意義が伝われば、活動は広がり、習慣化され、やがて文化になります。
品質管理担当
品質管理担当

継続について

福田
福田
一時的に5S、6S活動を行っていましたが、なかなか継続されない状況があります。 継続される仕組みはどのように作るといいのでしょうか?
当たり前のレベルを徐々に引き上げること、が継続のポイントです。
整理整頓がされるようになってきたら、次は「散らからないようにする」仕組みに変えていくようなイメージです。
一例ですが、社内のデスクを引き出しがないものにし、ファイルボックスを提供したところ、自然と荷物が減り、そもそも「散らからない」環境が生まれやすくなりました。
意識だけでなく、仕組みや環境でもサポートをすると上手くいくのではないでしょうか。
品質管理担当
品質管理担当

<「整う」ことは、企業文化になる>

6Sは、単なる掃除や片づけではありません。
「良い習慣を全員で育てる文化」そのものです。

職場が整えば社員の心も整い、仕事の質も上がる。
結果として、お客様に安心と信頼を届けることができる。
これこそが、私たちが6Sに取り組む最大の理由です。

6Sを理解し実施することで、ムリ・ムダ・ムラを改善し、お客様が満足するサービスに繋げていきましょう!

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。
好きなもの:趣味は水泳。推しはXGのHINATA。ボダコ🐕と暮らす陽気な中年


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