
「AIを導入した」というニュースは溢れていますが、そのAIを「現場の社員が自らの武器として使いこなしている」企業は、果たしてどれほどあるでしょうか。
プロトソリューションでは今、エンジニアではない現場の社員たちが、AIエージェントを活用しわずか60分で自分専用のアプリを自作し、業務課題をその場で解決するという、圧倒的な「AI自走化」が始まっています。
2026年3月4日、ラボスペース「CODE BASE OKINAWA」で開催されたワークショップでは、技術的なハードルを軽々と飛び越え、社員一人ひとりがAIを実務の強力なツールとして習得していく様子が随所で見られました。
9割が未経験。それでも「60分」でAIは最強の武器になる
今回のプロジェクトで最も注目すべき点は、参加者の9割がAIエージェント活用の未経験者であったことです。
ガバナンス統括室、デザイン部、コンタクトセンター、データソリューション部など、普段「システム開発」とは縁遠い部署のメンバーが、GoogleのAIエージェントツール『Antigravity』を手に取りました。
難しいプログラミングコードは一切不要。AIと「対話」し、自分のアイデアを言語化するだけで、それぞれが考えた「アプリ」が次々と誕生しました。
「AIで何ができるか分からない」という壁を壊す
AI推進チームが掲げるビジョンは、「全社員AI自走化」の実現です。しかし、全社的なヒアリングで見えてきたのは、切実な「戸惑い」でした。
「AIの可能性は知っているけれど、自分の業務にどう結びつくのかイメージが湧かない」
知識として知っていることと、自分で使いこなせることの間には、深い溝がありました。
今回のワークショップの目的は、その溝を埋めること。
難しい座学ではなく、「まずは触って、体験する」。
AIとの対話を通じて、個々のアイデアが形になる成功体験をデザインすることに注力しました。

「業務効率化」から「個人の趣味」まで。生まれた多彩なアプリ
わずか60分という短時間で、参加者たちは自らの手で「動くアプリ」を完成させました。今回の成果物は、AIが専門家だけのものではないことを象徴しており、実務に即した極めてバリエーション豊かなラインナップとなりました。
■体育館等のイベント会場管理システム
体育館などのイベント会場の予約管理ができるツール。「会社の行事などに直接使いたい!」というリアルな業務の非効率を、AIの力を借りて60分で解決に導いた素晴らしい例です。

■社内報のレイアウト生成アシスタント
ご自身の業務である社内報作成に直結する業務効率化ツール!AIを「自分専用のデザインアシスタント」にするという、非常にクリエイティブで実業務に直結したアプローチです。

■タスク管理・進捗見える化ツール
ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるタスク管理ボード。既存のパッケージツールに不満があるなら、AIと一緒に自分たちの部署にフィットする業務フローを作ってしまえばいい、というDXのお手本となるアウトプットです。

■ランチのカロリー管理ツール
「コンビニ別のカロリー管理」という目の付け所が素晴らしいアイデア。日常のデータ管理も、AIを使えばあっという間に使いやすい形に整理できることを体現されていました。

■マイ猫カフェ
飼い猫の画像を画面いっぱいに動かして愛でるという、独自の癒やしプロジェクト!AIの活用は堅苦しい業務だけでなく、日常のモチベーションアップやコミュニケーションにも使えるという良い気づきです。

■本格テトリス
複雑なロジックが必要なゲームを、AIとの対話だけで見事に組み上げました!「AIがいればこんな高度な処理の土台も任せられる」というAIの圧倒的なサポート力を証明してくれました。

■テトリス(ぷよぷよ風・弾け飛ぶ演出)
ブロックに目がついていて、ぷよぷよみたいに弾け飛ぶ独自演出!既存のものをそのまま出すのではなく、自分のアイデアをAIに伝えて具現化するプロセスが見事でした。

■ファイナルファンタジー風RPGゲーム
フィールドマップから戦闘画面のパラメーターまで作り込まれた王道RPG。AIの回答をただ受け取るだけでなく、細かく要件定義をしてブラッシュアップしていく「対話力」が光りました。

■ポケモン風ゲーム
UIが見事に再現されたゲーム画面。「AIへの指示(プロンプト)が的確だと、こんなにも理想のものが早く得られるんだ!」という、日々の業務にも通じるAI活用の極意を共有してくれました。

■きのこの山のシューティングゲーム
「きのこの山」を世界観のモチーフにするというシュールな発想(笑)を即座に形にしていくスピード感。頭の中の「思いつき」をすぐに「プロトタイプ」にできる楽しさが伝わってきました。

■飲み会用ルーレット
最後に社内懇親会やオリエンテーションで絶対盛り上がるツール。「これあったら便利だな」という身近な部署の小さなニーズを、AIの力でサクッと形にしてしまう非常に有効な使い方です。

ここで注目すべきは、業務ツールだけでなく「面白そう!やってみたい!」という純粋な興味から多様なアイデアが形になったことです。
AIが身近なパートナーになったとき、人は「効率」だけでなく「楽しさ」や「創造性」のために技術を使い始めます。
「自走化」がもたらす、組織の意識改革
この取り組みを通じて、参加者のマインドセットに大きな変化が起きました。
これまでは「AIは頭の良い人が使うもの」「開発はエンジニアにお願いするもの」という距離感がありました。
しかし、自らの手で「武器」を作り上げた参加者からは、次のような手応えを感じる声が上がっています。
「自分の業務の、あの面倒な作業もAIで自動化できるかもしれない」
「次はこんなアプリを作って、部署のメンバーを驚かせたい」
この「自分でも作れる」「AIで解決できる」という確信こそが、プロトソリューションAI推進チームが推進する「AI自走化」の真の価値です。
現場の社員が自ら課題を見つけ、自らAIを武器に解決していく。
この連鎖が、組織を内側から劇的に強くしていきます。
目指すは全社員約400名の「AI武装」と自走型組織
私たちのビジョンは、一部の高度な専門家を育成することではありません。
全社員約400名が、AIという最強の武器を装備し、自律的に価値を生み出し続ける「自走型組織」の実現です。
今回、先陣を切った14名のメンバーは、各部署でAI活用の種をまく「エバンジェリスト」となります。
現場一人ひとりの小さな改善が、組織全体の大きなイノベーションへとつながる。
プロトソリューションのDXは、今まさに現場から、力強く加速しています。
最後に:未来を創る「AI使い」として
AIは仕事を奪う存在ではなく、人間の可能性を拡張し、創造的な仕事に集中させてくれるパートナーです。
「難しそう」という先入観を捨て、誰もがAIを味方につけて新しい価値を生み出せる環境を。
プロトソリューションAI推進チームは、日本で最も「現場がAIを使いこなし、自ら進化し続ける会社」として、新たなビジネスのスタンダードを切り拓いていきます。
プロトソリューションの『AI自走化』への挑戦は、まだ第一歩を踏み出したに過ぎません。全社員がAIを使いこなす未来に向け、取り組みをさらに加速させていきます。



