
こんにちは。プロトソリューションの福田です。
長時間のデスクワークは、肩こりや腰痛、集中力の低下など、働くうえでの大きな課題となっています。
社員が座りっぱなしの時間を減らし、健康的に働ける環境を整えることは、企業にとって欠かせない取り組みのひとつです。
プロトソリューションでは、社員の健康増進と業務効率化の両立を目指し、スタンディングデスクを導入しました。
今回は、この取り組みの仕掛け人であるKさんにインタビューし、新しい働き方についてご紹介します。
<プロフィール>
Kさん
インフラエンジニアとして会社のITシステム基盤の設計、構築、運用・保守を担当。
セキュリティ対策、障害発生時の復旧対応、インフラの最適化を行う。
Q:スタンディングデスク導入の背景を教えてください
Kさん:年間目標を決める際に、「来期はこういうことをしたい!」ということで、インフラチームとしての取り組みを話す機会があったんです。
そこで出たのがフリーアドレス。フリーアドレスとは社員それぞれに固定の席を設けず、空いている座席を自由に選んで働くスタイルのことで、近年はイケてる会社とかが導入していたりします。
場所を選ばず自由に働けるって単純に面白そうだし、やってみたいなって。
年に一度開催される会社の分科会の中で、冗談半分で声をあげてみたら周りの社員の反応が良かったんですよね(笑)。
その理由として、「腰が痛い」という人が多かった。
長時間座りっぱなしでコードを書いていると、腰痛や肩こりといった身体への影響が出ているというんです。
「場所ではなくて、立って仕事をするのは?」
「それなら、設備的に面白いのはないかな?」
色々と話していくうちに、フリーアドレスの「柔軟な働き方」という概念から飛び越えて、健康的なスタンディングデスクを置いてみてはどうだろう?ということになりました。
スタンディングデスクのメリットは首や背中への負荷を軽減できるし、運動不足も改善されます。
取り組みとしての妥当性もあり、会社が掲げる健康経営宣言にも則していたので導入を決めました。
Q:スタンディングデスク導入までのプロセスはどうでしたか?
Kさん:導入が決まってからは早かったですね。
こういうのって綿密にプランニングして、資料作って、役員へぶつけるみたいな…。
そういうのは一切なかったです。
担当役員もサッと快諾してくれて、割と勢いで進めたって感じです(笑)。
僕としても、インフラ担当者として業務環境を整えるってところにも直結するし、自分の役割とマッチしているところも気に入りました。そこからすぐにスタンディングデスクの製品選定を始めました。
Q:導入コストはどれくらいかかりましたか?
Kさん:スタンディングデスクの中では、比較的リーズナブルな価格帯のものを選びました。
まずは試験的な導入としてミッドレンジやハイグレードではなく、お手頃なモデルにしています。

工夫したことは、モニターに繋ぐ時にパソコンの充電と映像出力が出来るところ、最新のTypeCモニターにしたところですね。モニターの利便性を追求した結果、ここにはお金をかけました。
あとは、立って作業をする際の快適な高さをメモリ機能に登録しているんです。メモリ機能がついていること、知っていました?(笑)
僕は前職が建築関係でしたので、人間工学的に最適な立位を調べて、沖縄県の平均身長で理論値を出してみたんです。
男女間で身長差があるので、調整出来る机にしないといけないな。と。

Q:導入してみての成果はどうでしたか?
Kさん:数値では表しにくいですが、体感的には成果が出ている気がします。
一部ですが、腰痛が改善されたという声もあがっていますよ。
僕自身は効率が落ちる時間帯に利用しています。お昼ご飯後だと、著しくパフォーマンスが落ちるので…。
なので、13時からスタンディングデスクを利用すると業務が捗ります。数値でいうと0.7まで下がったパフォーマンスを1に保つことができますね。
あと、リモートの人事考課とかにも良いかもです。
誰かに聞かれたくないわけではないけど、なんか席から離れたいな、でも会議室をとるまでもないな…とかに便利◎
驚いたのは、想定していない使い方をする人がいたことです。
2〜3人で集まって議論で使っている社員がいたり、スタンディング会議をしている社員がいたり、モニターをホワイトボード代わりに使ってプレゼンしている社員なんかもいましたよ。
導入して良かったと思った瞬間でした!
正直、勢いで設置して利用ガイドなども展開していなかったんですが、利用方法を縛らないのが逆に良かったのかもしれません。
健康増進として導入しましたが、結果的には業務の効率化を促すトリガーになっているなと感じます。
Q:利用者の声を聞いてみました!

そんな時、スタンディングデスクを導入してみたところ、これらの悩みが少しずつ和らいできた気がします!
また、画面を囲んでのプチ会議や、座りっぱなしで暴れたくなった時の気分転換にもなってくれるので、とてもありがたい存在です!


でも本当はちょうどいい高さにして座りたい(笑)。
使い方としては適切ではないので推奨はされていないけど…。


本当は一日中使いたいけど、他の人にも使って欲しいから交代で利用しています。
座りっ放しよりは立っている方が健康になれる!
足は痛くて逆に集中力がなくなってきますが、慣れれば問題ない。
あと50台は欲しいです。増やしていけたらいいですね〜
Q:最後に
スタンディングデスクの導入により、腰痛や集中力の低下といった課題が改善され、社員の働き方にも良い変化が見られました。
デスクの高さを調整できるようにしたり、モニターの使いやすさにこだわったりと、Kさんの“使う人への配慮”も随所に感じられます。
スタンディングデスクは集中して作業できるだけでなく、会議やプレゼンの場として複数人で活用することで、コミュニケーションの活性化につながっていることも、取り組みの成果と言えるでしょう。
「立って働く」という新しいスタイルの可能性は、これからますます広がっていきそうです!
この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)
Webソリューション部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使ってプロトソリューションの取り組み、サービスやタレント情報の発信をしています。趣味は水泳/推しはXGのHINATA/MBTIはENFJ/ボダコ🐕と暮らす陽気な中年。