普段の検索で植樹活動に貢献できる。検索エンジン『Ecosia』って?

REPORT
2021.07.21

こんにちは。編集部の福田です。

突然ですが皆さん、1日に何回くらいネット検索しますか?

私は20~30回くらいでしょうか。

よく「ググる」なんて言ったりしますが、世界中で38億人のネットユーザーが存在する中で、1日に平均32億回ネット検索がされているようです。
※2012年にGoogle Zeitgeistが言及。それ以降は公表していない

少し古い情報ではありますが、1日の検索回数が30億超えには驚きですよね?

その検索行為そのものがエコに繋がるとしたらどうでしょう?

今回は、ある検索エンジンを使うことで誰でも手軽に環境保全活動へ貢献できるアプリをご紹介します!

検索エンジン『Ecosia』

Ecosiaはドイツ生まれの検索エンジン。

検索で発生した広告費用の利益を一部、植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付しています。

ご存じの通り、ドイツは世界の国のなかでも環境活動への意識が高い国として有名。

学校の教育方針に「自然と環境に対する責任感を身につける」という指針が追加されているほどなんですね!

例えば、

・屋上緑化⇒緑地に家を建てるなら屋上を花壇にするなどして埋め合わせをする

・市内駐車料金を高く設定⇒マイカー利用を減らすことで渋滞とCO2の削減

・「プファンド」というデジポットの制度⇒ペットボトルや缶・ビンなどの飲料を買うと、先に保証金を払うシステム(飲んだ後に容器を返せばお金は戻る)

などなど、かなり本気で取り組んでいるんです!

そんなドイツ生まれのEcosiaの仕組みはどういうものなんでしょう???

『Ecosia』の仕組み

Ecosiaで検索した結果は、Microsoftの検索エンジン『Bing』から提供されていて、Bingの検査結果プラス、Ecosiaのアルゴリズムを採用しているそう。

で、ここからが本記事のメイン部分。

Ecosiaで検索をすると、およそ0.5ユーロセント(0.005 EUR)の利益が発生。1本の植樹に必要な金額がおよそ22ユーロセント掛かるので、

22÷0.5=45

つまり、45回の検索で1本の木を植えることが出来るんです!!

検索での利益は広告費から発生するので、Ecosiaはその広告からの利益8割を植樹・植林活動に使用しているんですね。

実績として

「Ecosia」の公式Twitterでは2021年4月実績として、およそ700万本の樹木が植樹されたという財務報告を公表しています。

以下、Ecosiaのブログでは国ごとの活動実績が掲載されています。

植樹の本数、規模、植えた場所などが明記されています。非常に分かりやすい


日常的に使うために

さて、私たちが普段使っている検索エンジンをEcosiaに変えるだけで、世界中に木を植えることが可能になります。

今日から取り入れられる、日常的にEcosiaを使う方法をご紹介します。

■PCの場合

EcosiaへアクセスしてGoogleの拡張機能へ追加する方法。

普段使っている検索窓に「Ecosia」と検索。cheromeの拡張機能を使います。

自身のブラウザへ簡単に拡張できる


■スマホの場合

スマホでEcosiaを使う場合は、アプリをインストールする必要があります。もちろん無料^^

使いやすいように、スマホのドックへ追加。


「せっかく追加したんだから使ってみないとな!」

ってことで検索しまくる。

検索結果の右上ツリーのアイコンの下に、累計検索数が表示される。

たしか45回の検索で木を1本植えることになるから、あと28回ってことですね♪

つかってみての感想

環境保全活動と聞くと一見ハードルが高そうなイメージですが、検索なら一日に何回もするのでそこまで難しいことはありません。

45回の検索につき1本の植樹を行うので、私は既に1回植樹をしたことになりますね!!


さいごに

いかがでしたか?

普段行っている“検索”という行動を変えるだけで、自然と環境保全活動に協力していることになるので、カンタンに出来るエコですよね!

近年では、環境問題について日本でも関心が高まってきています。

エコバッグ、マイボトル、マイストローなど私たち個人で出来る環境保全もありますが、企業による経済活動のなかでも、CO2排出を削減し、それでも排出されるCO2の数値を知り、その分の埋め合わせをするという『カーボンオフセット』という考え方が誕生しています。

Ecosiaの植樹5,000万本によって、およそ250万トンものCO2が除去されるそうですので、これも『カーボンオフセット』の例ですよね。

日常で取り組める環境保全活動は他にもたくさんあります。

環境問題と真摯に向き合いながら、私たちの住む地球を守っていきたいですね^^

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この記事を書いたひと:福田 聡樹(ふくだ さとき)

株式会社プロトソリューション Webマーケティング部所属。自社ホームページ編集長。ブログ/インタビュー/動画などのコンテンツを使って、プロトソリューションのサービスやタレント情報を発信しています。
好きなもの:爬虫類全般、本のにおい。


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