リッピングとは、DVDや音楽CDなどに記録されているデジタルデータをパソコンに取り込むための作業を意味します。パソコンに取り込む際にはパソコンで処理できるファイル形式に変換する必要があり、このときに利用する変換のためのソフトウェアを「リッピングソフトウェア」もしくは「リッピングツール」「リッパー」などと呼びます。リッピングによってファイル形式を変換することにより、パソコン上で音楽や映像を長く連続して再生することが可能になります。また、コンピュータに保存されたファイルは他のメディアに書きこんだり、ネットワーク上での送受信も可能になります。しかしリッピングされた音楽データはCD-Rやインターネット上で不法に流通したため、現在はリッピングを阻止するコピーコントロールCDも発売されています。コピーコントロールCDはこのリッピングを阻止するためのもので、リッピングソフトウェアに誤ったディスクの情報を読み込ませ、正確なリッピングを困難にしています。