リソースとは「資源」を意味し、IT用語ではコンピュータのソフトウェアやハードウェアを動作させるために必要なハードディスク容量やCPUの処理速度、メモリ容量などを意味します。他にも外部記憶装置やプリンターなどの機器、あるいはプログラムやファイルなどのデータもリソースに含まれますが、これらはシステムリソースと区別するために「コンピューター資源」などと呼ばれる場合もあります。なお、システム開発をはじめとしたプロジェクトでは、目的達成のために必要な資金や人手、設備などを総称して「リソース」と呼びます。資料や情報源という意味で使われることもあります。
Windowsでは、プログラム内に埋め込まれている、テキストやウィンドウの内容、メニューの情報といった、プログラムが使用するデータをリソースといいます。ソースコード中にデータがハードコーディングされているものと違い、実行中にリソースの内容をメモリにロードしたり破棄したりできます。また、アプリケーションソフトが共通して利用する特殊なメモリ領域「システムリソース」の略を単にリソースと呼ぶこともあります。