はじめに
はじめまして、プロトソリューション ソリューション開発部 沖縄の玉城です。
私はテストチームに所属しており、主にWebサイトやスマートフォンアプリのリリース前テストにてテスト設計書のレビューアを担当しています。
※レビューア:検証内容に抜け漏れ/不備がないかのチェックをする人
今回は私のストーリーをご紹介いたします。
入社までの略歴
私は漠然とした「将来、IT系の職業に就きたいな」という思いだけでIT系の専門学校に入学を決め、PGを目指す学科にて開発言語や資格取得に向けた勉強をしていました。ですが、生涯PGを続けていけるか?という点では正直不安を感じていました、、。それでも、IT系の職業に就きたい!という思いは変わっておらず、多数の合同企業説明会に参加し、様々な職種を取り扱っているプロトソリューションと出会い、ここでなら自分が楽しいと思える何かに出会えるのでは!?と思い、入社を志望しました。
▶プロトソリューションで扱っている職種は、こちらをご参照ください!
プロトソリューションに入社
プロトソリューションに入社当初、部署の人数は30名程と少なく一人一人が自分の業務と多方面からの電話問い合わせに奮闘し、せわしなく動き回っており、まさに戦場という状態でした。
▶当時から現在までの様子は、こちらをご参照ください!
そんななか、私は部署の登竜門としてあったテストチームに配属が決まり、最初の業務は同期2名と自社スマートフォンアプリをマニュアル化するというもので資料や実際に操作をしながら、レイアウトの違いを見付けては開発者へ質問しに行ったり自分達で作成した統一感のないマニュアルの修正を行ったり、複数人での共同作業に戸惑いながらも作業を行っていました。ただ、意見を交わしながらの作業は楽しくリリースされる前のアプリに触れられる特別感やモノ作りの一部分に関われた事に感動したのを覚えています。
今思うと、あの慌ただしい状況下のなかマニュアル作成をやらせてもらえたことで業務中の先輩社員の様子を覗けたり複数人で行う作業の難しさ、コミュニケーションの必要性を理解する良い機会となったので先輩社員の配慮に感謝しています!
それからは、実案件に入りWebサイトやスマートフォンアプリでのバグ探し(探索テスト)を中心にテスト業務を行っていましたが、なかなかバグを検知することが出来ず、、先輩社員にどういう操作をするとバグを検知できるか、何でそれをやろうと思ったのかなど質問しては実践を繰り返し、夢中で業務を行っていました。(この頃には就活時に感じていた、漠然とした不安はなくなっていました)
また、この頃のテスト業務では、今では当たり前にある業務フローやテストケースも決まっていない状態での実施だった為、新規サービスの立ち上げや既存サービスの拡大に伴い、テストコンサル会社よりテスト技術の基礎を学ばせて頂きました。
コンサルが参画してからのテスト業務は、大型の新規案件(プロトグループを代表するサービスの新規構築)を筆頭に様々なサービス・案件が動き、慌ただしさを増していきました。
初めての東京出張もその頃に経験しました。
テスト設計を行う為にPMや開発者と仕様について直接やり取りを行い、資料からは見えてこなかったプロジェクト背景や担当者の思い、またどんな利用者に向けたサービスなのか等をヒアリングする事ができ、これまで行っていた行き当たりばったりのテストから利用者にとって良いサービス・機能となっているかを確認する為のテストへと少しづつ変えて行く事が出来ました。
コンサルの方には、テスト業務/技術者のあるべき姿を実践を交え、示して頂いたことで知識や技術面だけじゃなく、業務との向き合い方についても学ばせてもらい有難い経験となりました。
その後も複数の新規案件のテスト設計/進捗管理を担当し、検証パターン漏れによるアクシデントを発生させてしまったり、テスト実行遅延により部署全体へヘルプを要請する事態に陥ったりと様々な出来事がありましたが、上長やチームのメンバーをはじめ、部署の方々に支えられ10年間テスト業務を続ける事が出来ました。
あまり部署の「人」についてのお話が出来ていませんが、私の部署の方々は黙々と業務を行っている為、近寄りがたい印象を受けるし、仕事に対する責任感から厳しさを感じることもありますが、仕事という場から離れると年齢や性別に問わず、楽しそうにふざけ合っていたり真剣に相談にのってくれたり、自然とお互いを支え合う事の出来るあたたかい人達です。
新卒として入社し、業務の事だけじゃなく社会人としての姿勢、仕事に対する責任感、様々な事を会話から・立ち振る舞いから学びました。
今こうして10年を迎える事ができるのは、本当に周りの方々の支えがあってこそです。
今やっていること
今の私がやっている事を紹介させて頂きます。
変わらずテストチームに所属していますが、テスト設計書のレビューアとして全サービスのレビューを担当しております。チームとしては、常時30名程のメンバーが常駐する程に成長を遂げ、日々各サービスのテスト設計書作成やテスト実行、自動化ツールの導入に取り組んでいます。
そんなメンバーが作成したテスト設計書を私の方でレビューしておりますが、リリース前に行う最後のテストとなる為、実際のレイアウトや動きを確認しつつ、各案件・サービスによって考慮すべきテスト観点が含まれているか、検証粒度は?他サービスへの影響は?利用者目線での使い勝手は?など、サービスが成し遂げたい事に焦点を置きつつ、サービスのこれまでの不具合やテスト設計者ごとの不足観点の傾向をみながら検証内容の過不足がないかのチェックを行っております。
気になる箇所を1つ1つ確認しながら、品質の良いサービスの提供に繋がるよう日々意識し、業務に励んでいます。
ここで私のチームメンバーを紹介します!(一部にはなりますが)
部署の中でも大所帯のチームになるので定期的にこのようにMTGを行い、問題の吸い上げ/課題に対策する進捗確認などコミュニケーションを取りながら業務を行っています。
今後やりたいこと
今後、私がやりたい事は「テスト技術者の輩出」です。
入社から10年間テストチームに所属し、新規案件や自動化導入など様々なテスト業務を経験してきました。品質を保証する者として果たす責任は重く、日々実力不足を痛感していますが、そう感じるからこそ気付けた課題、今後やりたい事を見付けるが出来ました。経験から得られた知識、当事者だから感じたテスト技術者の在り方、重要性。その想いも含め、新たな挑戦が出来るテスト技術者の輩出に尽力していきたいと思います!
▶テスト業務に少しでも興味を持たれた方は、こちらをご参照ください!
テストチームには、私のような教育分野の他にもテスト自動化ツールや非機能検証を極めたいと考えているメンバーもおります。各分野の取組みを強化していきたいと考えておりますので参考になれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。