仙台本社エンジニアITの力で震災復興へ

震災復興へ!仙台エンジニアの想い

2011年3月11日に起きた東日本大震災から9年。
プロトソリューション仙台本社のエンジニアは、様々なサービス・ソリューションに携わり、地域社会へ貢献しています。
震災への想いをTakayukiさんとHiroyukiさんにインタビューしました。

Takayukiさん
Takayukiさん技術推進部門に所属。
情報セキュリティスペシャリスト資格を保有し、新技術や新規サービスの開発を行う。
画像認識系の機械学習(AI)を使ったシステムや、オンライン商談のシステム開発を担当。
また、他チームへ技術的なサポートをしたり、品質管理の助言をする役割も。
Hiroyukiさん
Hiroyukiさんソリューション開発部仙台に所属。
Webアプリケーションエンジニアとして、コーディングと読書の日々を過ごす。
「某大手通販サイト運営企業」様に常駐し、チャットシステムの運用・保守を担当。
Typescriptを使い、通知系のバッチシステムの開発などを行う。

震災から改めて地域貢献への想いを強くしてきたTakayukiさん。地元水産事業者をAIで支える仕組みを創り出す、その想いとは。

ーーTakayukiさんが従事した業務について教えてください。

Takayukiさん 2006年、アイソリューションズ (現:プロトソリューション仙台本社) に入社し、エンジニアとしてシステム開発に従事しました。
2009年から、開発支援として他社に長期で出向し、プロスポーツの集客システムや大手ネットショッピングモールのシステム開発に関与、2015年からはクルマポータルサイトに関連するシステムの開発に携わりました。2019年より現在の部署に所属し、新規サービスの開発に従事しています。

ーー震災を乗り越えて今感じている想いとは

Takayukiさん 震災発生時は、他社へ出向して開発の仕事をしていました。複合機がフロアを激しく暴れ、天井からエアコンのパーツが落ちてきたのを覚えています。
揺れが収まってから確認すると、そのパーツは10キロ以上はある鉄の枠でした。肝を冷やしました。

実家は大規模半壊と判定されました。沿岸部の親戚の中には津波で亡くなった方もいます。
実家を再建し、両親との同居を決める中で、地域貢献への想いを強くしていきました。

そのような中、水産×ITを手掛ける会社さんからお声がけをいただき、アライアンスを組んでプロジェクトを進めることとなりました。
私たちは、得意とする機械学習(AI)の技術を提供します。
震災で特に大きな被害を受けた沿岸部の水産事業者に貢献できればうれしいです。

生活再建と再生が済んで、これからどう発展させるかという段階にある人たちが多くなってきました。
宮城県の復興計画でも、2020年は「発展期」の最終年と位置づけられています。
単なる復旧ではなく、ITなどの力を使って新しい未来を描いてこそ、真の復興だと思っています。

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震災では死を覚悟したというHiroyukiさんは、いまや大手企業をクライアントにWebアプリケーションエンジニアとして大活躍。今感じる想いとは。

ーーHiroyukiさんが従事した業務について教えてください

Hiroyukiさん 現在は、「某大手通販サイト運営企業」のパートナーとして、店舗様とお客様のコミュニケーションをスムーズにするためのチャットシステムの運用・保守を行っています。

業務では、「某大手通販サイト運営企業」様に常駐し、チャットシステムの運用・保守を行っています。
技術としては、Typescriptを使い、通知系のバッチシステムの開発を行っています。
最近は、テストコードに触れる機会が多く、jestを使ったUnitTest、E2Eテストなどを書いています。

社内では、仙台本社で利用しているAtlassian製品のConfluence Cloudの管理者、
社外では、「すくすくスクラム仙台」コミュニティのスタッフをやったりもしています。

ーー震災を乗り越えて今感じている想いとは

Hiroyukiさん 震災当日を思い出すと、大きなプロジェクトの佳境を迎えていた時でした。
地震の時は、揺れの強さに立つこともできず、恐怖の中で、ただ耐えていただけでした。
「あ、私はここで死ぬんだな」と本当に死を覚悟した数分間だったと思います。

震災からもう9年経ちます。

今やどの企業でもITを中心に活動を行わないと生き残れないと言われる時代になりました。
その中で、エンジニアは特に重要な役割を担っていると思っています。

しかし、どのような課題があるのかのアンテナを普段から張り、どのようにITで解決できるかを常に考え続けなければならないと思います。

私は、以前、ある会社が企画したActiveBookDialogueという読書会に参加した際に、スタッフの方から
「ある町が地域復興のために、IT会社の誘致を検討している。
エンジニアやIT企業に向けて発信をする際、どんなイベントが良いか、エンジニア視点で意見が欲しい」
といったお声がけを頂きました。

「復興のために町はこんなことを考えているのか」
と普段知ることができない課題を得た瞬間でしたし、どうやったら課題を解決できるだろうか?と考えることができた良い機会だと思います。

社内の、目の前の仕事をこなしているだけでは、そのエンジニアの力は限定的だと思います。
社外に目を向け、積極的に情報を収集し続けることが、エンジニアとして「ITで社会に貢献できる」きっかけを作るのではないでしょうか。

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Withコロナ時代において、さらに働き方にも変革が起きていますが、ご自身の今後の展望について教えてください

Takayukiさん 新型コロナによる行動制限で、IT化の課題が浮き彫りになったかと思います。
私たちは以前からリモートワークを行っており大きなトラブルはありませんでしたが、他社の事例を見ると、DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性を強く感じます。ITが活躍できるフィールドは確実に増えるでしょうね。また、BCPの観点や、場所を選ばない働き方が普及することで、地方の重要度が高まると思います。
ITで地元の産業を活性化し、社会が変容する中で新しい産業を起こしていきたいです。

Hiroyukiさん 新型コロナによって、仕事や生活が一変したなと感じました。

リモートワークが当たり前、出社が例外というパラダイムシフトは、人々に大きな課題を与えているのだなと思います。

周囲を見ていると、「変化できるか否か」ということが大きな転換点だと強く感じます。
人も会社も、変化を恐れずに飛び込み、ふりかえり、学び、そして、カイゼンすることが変わらず大事ですね。

今後は、様々な課題を見つけ、ITを駆使して解決できる、頼れるエンジニアになりたいですね。

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